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第3のローマが世界の頂点を目指す 第4回「アンドレイ4世の治世(1517年~1538年)」

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アンドレイ4世なる人物は、歴史上には存在しない。ただ、イヴァン4世と関わりの深い「アンドレイ」であれば、写真のアンドレイ・クルプスキーがそれにあたる。

歴代のモスクワ大公と同じリューリク朝の流れを汲む公家の出身で、イヴァン4世にとっては親友であり、かつ信頼できる右腕であった。カザン陥落やリヴォニア戦争でも活躍する。

しかし、のちに暴走を始めるイヴァン4世の粛清の手が自分にも及ぶのではないかと恐れたアンドレイは、モスクワ大公国の敵にあたるポーランドリトアニア連合王国に亡命し、モスクワの敵として戦った。

イヴァン4世との間に交わされた書簡が残っており、イヴァン4世に対する残虐なイメージもこれを元にしていることが多いらしい。そんななので、イヴァン4世が言うほど残虐であったのかどうか、最近は再評価も進んでいるとのこと。

 

物語の主人公にはうってつけの境遇をお持ちで、実際に20世紀半ばのロシア映画「イヴァン雷帝」でも主人公になっている。だがこの映画、暗にスターリンを批判するような大粛清場面を描いてしまったものだから、未完成のままに終わったらしい。

 

 

さて、そんなアンドレイ・クルプスキーをイメージしつつ、ゲーム上のアンドレイに戻ることにしよう。

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もちろんこの世界ではあくまでもイヴァン雷帝の子ども。実は母はロマノフ家の出身だったりする。

能力値は3/5/4と、これは彼の祖父にあたるイヴァン大帝とほぼ同じ能力値であり、有能。ぜひ長生きしてもらいたい。

性格は「熱狂者(Zealot)」。これは改宗力(Missionary Strength)+1という能力で、つまりは信仰深い男というわけだ。

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「総主教の権威」も40%まで上昇しており、合計の改宗力も随分強化されてきた。

早速、宣教師を各地に派遣し、どんどん改宗させていこう。

3番目のアイディアとしても「宗教」を獲得する予定だ。

 

 

と、いうことで「敬虔王」アンドレイの治世を今回は扱っていく。

 

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:4位(前回5位)

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ロシア帝国」の誕生

アンドレイ4世即位直後の1518年2月9日。

ついに統治レベルが10に達し「ロシア形成ディシジョン」を選択できるようになった。

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ロシア誕生!

 

 

それでは、今回のDLC最大の追加要素とも言える「ツァーリ国」について詳しく説明していこう。

 

 

ツァーリ国」政体について

まずは政府(Government)画面を確認。

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ツァーリ国」政体のボーナスは以下の通り。

  • 人的資源(Manpower)+20%
  • 自治度が月ごとに0.05減少
  • 絶対主義(Absolutism)が月ごとに0.1増加
  • 外交官+1
  • 指揮官保有上限+1
  • State上限数+10
  • 絶対主義の最大値+5
  • ナショナルフォーカス変更解禁までの期間-10

そして「東スラヴ」の文化圏がすべて受容文化となる。

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これで、国力の25%以上を占めていたノヴゴロド文化を受容することができた。

 

そして、政体ランクも一気に「帝国」ランクに進化するので、そのボーナスと合わせ、State上限数が一気に+20に!

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ゲーム開始時から悩みの種だったState上限問題が、一気に解決されてしまった。

外交官の増加と合わせ、この辺りは一刻も早くロシア化するメリットとなるだろう。

 

 

「ロシア・アイディア」

また、ロシア化したことで新たなアイディアセットを獲得。

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初期保有:人的資源+33%

初期保有:コア化コスト-10%

  1. 「ルーシの大地」攻撃的拡張の増加量-10%
  2. シベリアの開拓者」シベリアの開拓者を利用可能になる。
  3. 「ロシア砲兵隊」砲兵生産費用-10%, 砲兵戦闘力+10%
  4. 「一生の兵役」陸軍保有限界+50%
  5. 「門地制の廃止」汚職が年ごとに-0.1
  6. 「序列表」陸軍伝統が年ごとに+0.25, 顧問の雇用費-10%
  7. 「軍幼年学校過程の延長」陸軍士気+5%, 射撃の被ダメージ-10%
全獲得後:正統性が年ごとに+1
※モスクワのナショナルアイディアの1つだった外交関係+1が消滅していることにだけ注意。
 

 

シベリアの開拓者」

そして、このナショナルアイディアで解禁される「シベリアの開拓者」が、DLC新要素の中でも話題となったものである。

プレイヤーの首都から繋がっている所有プロヴィンスに隣接する、未開拓のプロヴィンスであれば、いつでもこの特別なボタンを押すことで、植民を開始することができる。 

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消費するのは外交点20だけ。あとは、維持費も何もかからない。速度はゆっくりだが、プレイヤーはただ、それが成長するのを見守るだけである。

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植民地エカテリンブルグ誕生。まだエカテリーナ生まれてすらいないけどね。

 

 

イベント「ロシア正教会の独立」

さらに、ロシア帝国成立から暫くすると、以下のイベントが発生。

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ロシア正教会の独立

タタールの支配から解放され、モスクワの民とロシア正教会は力を増していきました。ビザンツ帝国が間もなく滅ぼされようとする1448年に、コンスタンティノープル総主教から独立する形で、ロシア正教会は産声を上げました。1448年にロシア主教会議によって着座させられた府主教イオナのもと、ロシアの教会は自治独立の度合いを高めていったのです。

1589年にコンスタンティノープル総主教イェレミアス2世は、トルコ人の弾圧から逃れてモスクワを訪れました。ロシア人たちは彼に、モスクワの主教の地位を約束させました。こうして、ロシア正教会の完全独立に向けた最終的な準備が整ったのです。

 

選択肢① モスクワが正しい信仰を導いていこう

→ 安定度+1, 総主教の権威+10, 正教会諸国との関係性+25

選択肢② いや、正しい信仰の導きはコンスタンティノープルがするべきだ

→ 総主教の権威-50, ビザンツ帝国コアを持つ領土の請求権を獲得 

 

 まあ、効果から言っても、史実から言っても、これは選択肢①を選ぶほかない。

そのイベント後に追加されたであろう、以下のディシジョンも。

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「ロシア大主教の設立」。何のデメリットもなさそうなので選んでおく。

ついでに、その上にある「サンクトペテルブルクへの遷都」も、おそらくロシア化したタイミングで生まれたのだろう。気づいていなかったのでこのタイミングで選択することにする。

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首都が変わってしまうので、元首都のモスクワをできるかぎり開発してから実行する(首都は開発コストにボーナスがかかっているので)。

また、大量の威信が手に入るようなので、Estateコマンドなどで、威信を犠牲にして実行できるコマンドをあらかた使用したうえで、選択する。

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こうして、首都サンクトペテルブルクが完成。まあ、首都にしては弱いよね。

 

 

ロシア・ポーランド戦争(1523年~1528年)

さて、こうして成立したロシア帝国と、初代ツァーリ・アンドレイ4世のもと、ポーランドリトアニア連合に対する2度目の侵略を開始する。

時は1523年3月6日。

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今回は、スモレンスク公国のコア回収を目指す。

 

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開戦からしばらくすると、ボヘミアも参戦してくれたことで、戦力は圧倒的な差となった。

 

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こちらも10万近い兵力を動員し、方面軍を機能させて戦線を展開していくも、反乱軍が頻発したり、反対側から攻めてこられたりもして、意外と苦戦。

 

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結局、開戦から5年も経過してしまい、戦勝点74%で諦める。

1528年4月14日講和。「引き際」というのは何とも難しい。

とりあえず当初の目的通りにスモレンスク公国のコアを全回収し、加えてポロツク公国のコアもほぼ回収。

さらに、次の属国設立の種とすべくチェルカース(Cherkasy, キエフ公国の種)とクルィヴィーイ・リーフ(Krivoi Rog, ザポリージャ公国の種)を割譲させる。

 

 

さて、このあとはしばらく大人しくしつつ、各属国の併合を進める。

そして1538年9月。ロシアの領域はここまで拡大した。

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と、ここで「敬虔王」アンドレイが崩御

即位が遅かったので、統治期間は21年だったが、享年は52歳。

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後を継いで即位したのがヴァシーリー3世。

史実では、イヴァン3世の後を継いだ男だ。

年齢は21歳。性格は・・・「強欲(Greedy)」。少し、先行き不安な思いもある。

ポーランドリトアニア連合に対する更なる侵攻を目指す。

 

 

第5回に続く。

 

※ここまでの経済推移※

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第3のローマが世界の頂点を目指す 第3回「イヴァン4世の治世(1485年~1517年)」

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イヴァン4世(Ivan IV)。史実では「雷帝」と呼ばれ、残虐さで知られた。この世界ではイヴァン3世の息子として成人。

1461年に生まれ、1485年に24歳で即位した。

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能力値は5/2/1。性格は「執拗な完璧主義者(Obsessive Perfectionist)」と、史実の雷帝らしい性格ではある。建築物生産コスト増という、悪い性格ではあるけれど。

(ちなみにのちに得られる追加の性格もLoose Lipsという、酷い性格である)

 

 

史実においては、アストラハン国やカザン=ハン国を始めとしたタタール諸部族を併合し、東方に勢力を拡大。

一方で西方では、リヴォニア戦争の長期化と失敗により国内を大きく疲弊させてしまったという。

国内政治ではツァーリズムの源流となる専制的な政治を行い、大貴族の権力の抑制に努めたが、結果として粛清や恐怖政治も横行し、のちに「雷帝」の名を与えられるほどに恐れられたという。

 

この第3回では、この史実に少しでも沿うような形で、西方への拡大とタタール諸国の平定を目指す。

また、「ツァーリ」になること——すなわち、ロシアの成立を目指したい。

 

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:5位(前回9位)

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リヴォニア戦争

イヴァン雷帝の失政の一つは、「リヴォニア戦争」の失敗にあるという。

これは1558年、ときのモスクワ大公イヴァン4世が、バルト海への進出を目論んでリヴォニア帯剣騎士団に宣戦布告して始まった戦争である。

初期の戦争こそモスクワ優位に進むものの、やがてスウェーデンポーランドリトアニア連合の介入を受けたモスクワは敗戦を重ねていくことになる。

結果、大公国の国力は一気に疲弊し、その復活はのちのロマノフ王朝の登場を待たねばならなくなったというが・・・。

 

イヴァンの敗北のきっかけは、多数の同盟関係の中に巻き込まれてしまったがゆえである。

このプレイレポでは、歴史に反逆してみせる。

 

1493年10月21日。リヴォニア帯剣騎士団(Livonian Order)に宣戦布告!

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リヴォニア帯剣騎士団は、直前にブランデンブルクポーランドの同盟軍によって、ドイツ騎士団ともどもボロボロにされていた。

よって、同盟国もリガしかいない状態。これは好機である!

 

当然、何の問題もなく1年後には講和を結び、ナルヴァ(Narva)を直接併合。

さらに奪った3州を種にしてリヴォニア公国(Livonia)を属国設立した。

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史実と違い、この世界でのリヴォニア戦争はイヴァンの大勝に終わった。

 

気をよくした彼は、さらなる攻勢に出ることに決める。

 

 

お、リトアニアに宣戦布告すると、ポーランド以外は救援に駆けつけてこないじゃん!

これは行くしかないでしょ!

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こうして、イヴァン雷帝は、史実通りの泥沼へと沈み込んでいく・・・

 

 

第1次モスクワ・リトアニア戦争

1496年春。

早速、モスクワ・リトアニア国境のルーシ人居住地域であるポロツク(Polotsk, リトアニア語ではPolockas)およびスモレンスクに侵攻。

ルーシの民の解放を目指すぞ!

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って、あれ?

ポーランド軍2万9千、リトアニア軍2万3千・・・?

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あーーーー!!

 

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リトアニア軍との戦いではギリギリ勝てた・・・。

 

慌てて戦力図を確認。

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 モスクワ連合vsポーランドリトアニア連合。

戦力差は6万vs6万の、ほぼ互角。

 

完全に油断していた。

どうせポーランドリトアニアでは束になってもモスクワに勝てないだろう、と台帳(Ledger)も見ずに適当に侵攻を決めてしまった。

しかも軍事レベルも、彼らよりも1段階下という状態で・・・

 

とんでもない。

たとえ同盟国がいなくとも、やはり近世初期のポーランドリトアニアは強力だった・・・!

 

 

はっきりと目が覚めた。

こうなっては、全力で戦う必要がある。

幸いにも、マンパワー・資金ともに潤沢。

総力を挙げれば勝てないことはない!

 

まずは、一戦終えた兵団では、兵の統合(Consolidate Regiments)を行う。

これをしないとマンパワーが一瞬のうちに消滅してしまう。

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さらに、失った兵の実数を補うべく、ついにストレリツィを招集する!

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マンパワー・資金の消費なしに、ストレリツィ・ユニットを陸軍保有限界の20%分、ただちに首都に召喚する能力だ。

現在の陸軍保有限界は52なので、合計で10ユニットのストレリツィが召喚される。

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ストレリツィは、招集時にコストを必要としないこと、射撃ダメージに10%のボーナスを持つこと、そして存在している間は安定度上昇コストが高まること以外は、傭兵ではなく正規兵と同じ特性を持つ。

今の時代はまだ射撃のボーナスが意味をなさないので、基本的には「招集時安い」だけのユニットである。なお、招集直後は士気が0の状態なので注意。即戦線投入することはできない。

あと、グラフィックは特に変化なしなのね。

 

あと足りない分は傭兵の大量雇用で賄う。

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2番目のアイディアとして「量」を採用しており、その中の1つの効果で傭兵雇用上限数を押し上げているため、44連隊まで傭兵を雇用可能だ。

こちらの資金は2700。通常時の月間収入は陸軍維持費最大で11ドゥカート。マンパワーは28000ある。

ポーランドリトアニア連合はマンパワーは合計で33000だが、資金は合計でも250ちょっとしかない。

とにかく、大量の金を消費して、ひたすらゾンビ兵で押しまくるしかない!

どうせそのために集めた金だ。使って使って使いまくれ!

 

 

1497年春。ポロツクでのリベンジ戦。勝利

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同じく1497年の夏。ポロツクでさらなる勝利。ここは激戦区である。

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基本、相手の2倍の兵力でぶちのめせている。これなら負けることはない(フラグ)

 

 

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言ってるそばから、あー!

 

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なんとかギリギリで勝利

敵の2倍の損害を出しているが気にしない。

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すぐに傭兵を再招集し、兵の不足を補充。

開戦から2年目にして傭兵維持コストが12.5ドゥカートまで膨れ上がっているが、いまだに収支は黒字。

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マンパワーも、主力となりリトアニアポーランドはもはや虫の息といったところ。

なんとか、持ちこたえたようだ。

 

 

これ以上、無駄に長引かせても益はないので、1498年8月27日。

リトアニアと講和を結ぶ。

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こちらの要求は、ポロツクスモレンスクAreaのヴァジマ(Vyazma)の割譲のみ。

この2州はそれぞれ、ポロツク公国スモレンスク公国の種となる州であり、ここだけ奪っておいて次回の戦争の際には彼らのコア州回復を目論みる、というわけだ。

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大量の金を費やした戦争にしては、実入りが少ないという思いはあるものの、大事なのはリトアニア征服に向けた重要な橋頭保を確保できた、ということだ。

次回は準備万端で臨むぞ!

 

 

第1次露土戦争

ポーランドリトアニア連合との戦争の後、イヴァン雷帝は間髪入れずにノヴゴロドとの4度目の戦争、そしてカザン=ハン国との2度目の戦争に赴く。

目的は彼らの領土はもちろんだが、大量に抱え込んだ傭兵とストレリツィの「消費」にあった。敵主力に彼らだけで突っ込ませ、戦闘後に「統合」することで、無駄なくその量を減らしていく。

傭兵は戦争の後、わざと遠方に送り込んで自滅するのを待つ、というのは史実においてもよく使われた手法である。

 

そんなこんなで1502年には、ノヴゴロドの完全併合と、カザン=ハンの半分以上の制圧を終えた。

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そして随分と巨大化したリャザン公国も、いよいよ併合を行うことにする。

そのあとはこちらも巨大化させているアストラハン=ハン国の併合も行って・・・

 

 

と、思っていたそのとき。

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おおう!?

 

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おおおう!!??

 

 

つまり、アストラハン=ハン国がオスマン帝国を味方につけてこちらに独立戦争を挑んできたのだ!

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こちらには一応、同盟国のボヘミアがいるが・・・それでも互角、いやそれ以下。

 

いつかは戦わなければならないと思っていた相手ではあるが・・・まさかこのタイミングでそれが来るとは。

 

 

とりあえず、やるしかない。

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

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ん? あれ?

開戦から1年近くが経とうとしているが、オスマンが攻め込んでくる気配がない。

同盟国ボヘミアの方を確認しても、とくに戦闘があるわけではなさそう。

 

 

・・・どうやら、オスマンは支援はすると言ったが、口先だけだったようだ。

それにまんまと乗せられ、無謀な賭けに出たアストラハンが馬鹿を見ただけだった。

 

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可哀そうだが、同情はしない。1505年4月7日。結局、オスマンとは一戦も交えぬままに、アストラハンと講和。

独立保証を外すためには、「オスマンとの関係を断絶させる」を選ばなくてはならないのかな? それに必要な戦勝点まで貯めるのに時間がかかった。

 

 

 

予定通り、カザン=ハン国の併合を開始。

そして、それが完了したあとはアストラハン=ハン国の併合も開始した。

 

 

 

第2次モスクワ・リトアニア戦争とリヴォニア帯剣騎士団の消滅

1510年7月22日。

2度目の、ポーランドリトアニア連合への宣戦布告を行う。

今度は軍事レベルも敵方と同等の9にまで上げ、「聖ミカエルのイコン」も設定しなおし、準備を万端にした。

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CBはスモレンスク公国のコア回収に設定。

 

落ち着いて、被害を最小限にする戦い方を行っていく。

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要塞占領舞台と、その周辺、すぐ駆けつけられる位置に後詰を設定。

少兵の舞台に誘われてのこのことやってきた敵主力を、後詰で包囲して殲滅。

この辺りは、常に俯瞰図で戦場の様子を見られるプレイヤー側のある意味チートである。

 

開戦から2年後にはリトアニアの大半を占領する状態にまで侵攻。

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ちょっと早いが、この辺りで講和を結ぶことにする。

スモレンスク公国のコアを全回収し、さらにはシヴェーリア公国(Severia)をあらたに属国設立。

次の戦争への伏線を用意しておく。

 

 

そして、間髪入れずにリヴォニア帯剣騎士団に再度の宣戦布告。

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2年後には、リヴォニア帯剣騎士団を消滅させた。

 

 

 

そして1517年1月21日。

イヴァン4世は32年間の治世を終えた。

56歳という、モスクワ大公としては長生きをした方であった。

史実同様、西方戦線においてはやや苦戦してしまったものの、なんとかポーランドリトアニアに対して優位を保てるようにはなった。

また、カザン=ハン国の滅亡とツァーリへの就任が間に合わなかったのが心残りではあったが、それは次代に任せることとしよう。

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次代はアンドレイ4世。イヴァン大帝に匹敵する能力の持ち主である。

 

彼のもとで偉大なるロシア帝国は産声を上げることになるだろう。

 

 

第4回に続く。

 

※1517年までの経済推移※

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生産収入が大幅に増えているのは、毛皮の商品価格を35%増加させる "Felt Hats" のイベントが起きたから。1600年までに発生するようなので、こんなに早く発生したのは運が良かったのかな。毛皮はボーナスをもらえるくらいにシェア率が高いので大儲けしている。

毛皮は最終的には価格が2倍にまで吊り上がるのでなかなかいい資源である。

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第3のローマが世界の頂点を目指す 第2回「イヴァン3世の治世(1456年~1485年)」

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イヴァン3世ヴァシーリエヴィチ(Ivan III Vasilevich)。1440年生。

ノヴゴロドを始めとして周辺の大国に次々と侵略し、「タタールのくびき」から抜け出したことによって、のちに「大帝」の名を冠することになる名君中の名君。

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ゲーム上の能力値も3/4/5と高めで、今回のプレイで獲得したTraitもアイディア獲得コストを5%削減する強力な「自由思想(Free Thinker)」。母マリア・ヤロスラヴナも同じTraitを持っていたため、彼女の教育の賜物かもしれない。

 

このイヴァンの若くしての即位は、モスクワにとっては非常に大きな幸運となる。

早速、領土の拡張を目指して行動を開始しよう。

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:9位(前回12位)

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第2次ノヴゴロド征服戦争

1457年に、リャザン公国を攻め滅ぼした大オルドと一線を交えており、旧リャザン公領の大半を奪い取っている。

また、1461年には「ロシアの能力」のうち、「スデブニクの改正」と「ストレリツィの編成」に必要なポイントが貯まったため、「スデブニクの改正」の方を発動する。

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これによりノヴゴロド州のAutonomyを25%以下に減少させることができたので、早速ボヤール(貴族)の影響力を失わせる。

 

ペナルティなしで気軽に使えるという点で、本当に使いやすい効果である。

ストレルツィの方は、本当に必要な時まで貯めて待っておこう。

 

同じころに最初のアイディア獲得が可能になったので、迷った末に「影響」を取得することにした。

外交官を即座に増やせる「外交」とどちらを取るか迷ったが、比較的広範にボーナスが得られ、最終ボーナスも有用な「影響」を選択するに至った。

このあたり、どういったアイディアが適切か、何かアドバイスがあればコメントにいただけると幸い。

 

 

そして1462年12月19日。

ノヴゴロド共和国に対する2度目の征服戦争を仕掛ける。

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名将ドミトリー・シェミャーカは既に亡く、新たに "Grant Generalship" のコマンドでボヤール(貴族)階級から将軍ナザレー・シェレメーチェフを任命している。

このコマンド、陸軍伝統40相当の将軍を手に入れられるだけでなく、ボヤール階級の影響力を20%向上させることもできる。

基本、マンパワー不足が慢性化している初期のモスクワでは、ボヤール階級に対する優遇政策こそが基本線となる。代わりに商人階級あたりが割を食うこと多し。このあたりはイヴァン大帝らしいというか何というか。

 

攻城3という大砲のないこの時代においては破格の能力でもって、次々に進軍していくモスクワ大公軍。

戦争開始から約1年後の1464年1月には、ノヴゴロドのほぼ全土を制圧し、講和条約を結ぶに至る。

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すでにState化しているノヴゴロドArea・南カレリアAreaを中心にノヴゴロド西部を大量獲得。これでも聖二コラのイコン崇拝の影響もあってか、リトアニアに対するAEも20%台までしか上がらない。

早速、Estateの張替えも行う。反乱軍をあらかた鎮圧したあとは陸軍維持費も最低にし、マンパワーの回復など、次の戦争に向けての準備を進めよう。

 

ちなみに戦争中、反乱の進行度が80%近くまで上昇し危機に陥ったが、これも「ロシアの能力」の1つ「オプリーチニナの支援」のポイント蓄積がギリギリで間に合い、反乱進行度を軒並み30%減らすことができた。

本当に便利な「ロシアの能力」。

 

 

タタールのくびき

タタールのくびき」という言葉がある。これは13世紀以降、ロシア諸部族に対するモンゴル民族(タタール)の侵略と支配を指す言葉として、主にロシア側で使用された言葉である。

13世紀後半には、当時ロシアで最も勢力の大きかったキエフ大公国も滅ぼされ、ノヴゴロドを除く全てのロシア諸部族がタタール支配下に置かれた。

 

この、タタールの支配を終わらせるきっかけを作ったのが、のちに勢力を伸長するモスクワ大公国である。

1480年、当時の大公イヴァン3世によって、伝統的に続いていたタタールへの貢納が廃止され、その他のロシア諸部族も、少しずつタタールの支配を脱していった。

13世紀~15世紀前半までが、モンゴルによるロシア支配の全盛期であるとすれば、このEU4が舞台とする15世紀後半以降は、まさにロシアのモンゴルからの独立を達成していく過程である、と言えるのだ。

 

 

今回のプレイレポでも、まさにこのイヴァン3世によって、タタールに対する反撃を開始する。

最初の標的は大オルド(Great Horde)である。ジョチ・ウルス、キプチャク=ハン国と呼ばれた国々の後継国家でもあり、黄金のオルド(Golden Horde)と呼ばれたことも。

いずれにせよ「タタールのくびき」の主犯とも言える勢力であり、ロシアにとっては最も憎むべき相手と言える。

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そんな大オルドが、同じくジョチ・ウルスの後継国家であるカザン=ハン国と交戦中。これはチャンスである。

 

聖二コラのイコンはすでに効果が消えているので、改めて今度は「聖ミカエルのイコン」を選択する。

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これはマンパワーの回復速度が向上し、さらに規律もアップする、戦争国家にうってつけのイコンである。

 

そして1473年5月。いよいよ、大オルドに宣戦布告。

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相手同盟国には、やはりジョチ・ウルスの後継国家であるノガイ=ハン国がついているが、まとめて相手をしてやろう。

 

実際、戦力差は圧倒的であったため、1年半後に講和。

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獲得した領土をもとに、「リャザン公国」と「アストラハン・ハン国(下図濃青)」を属国設立。

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アストラハン・ハン国は、この後の大オルド戦2回戦およびカザン=ハン国戦において、「再征服」の火種として使用する。

 

 

そして1477年1月10日。カザン=ハン国にも宣戦布告。

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クリミア=ハン国がついてくるが敵ではない。

およそ2年後に敵全領土を制圧し、講和。

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直接併合しても、異文化・異宗教に加え上限の所為でState化もできないので、一応首都で交易中心地でもカザン州だけ直接併合し、残りはめいっぱい、リャザンとアストラハンに土地を与える。

 

リャザンに土地を与えることで、彼らによってイスラム教圏が浄化されることを狙う。

このあたりの、直接併合と属国を利用した外交併合とのバランスが、いまだに試行錯誤である。

ロシア化するにあたっては、リャザンAreaとスモレンスクAreaのいずれかを直接領有していなければならないので、それまでには併合しないといけないとは思うが・・・。

 

 

このあと、ノヴゴロドに3度目の戦争を仕掛け、さらに領土を奪う。

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この結果、毛皮の市場シェア率が20%を超え、月毎の威信増加+0.5のボーナスを得ることに。

 

 

では、そろそろ大オルドに対する2度目の侵略をしようか、というときに・・・

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まさかの、イヴァン3世崩御

まだ45歳である。

史実よりも、20年も早い。

名君だったのに、これはあんまりだ・・・。

 

だが、後継ぎは問題なくいる。既に24歳になっている、同名のイヴァン。イヴァン4世である。

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その名前は、歴史上では「イヴァン雷帝」と呼ばれている人物だ。

カザンを含むタタール諸部族を完全に平定し、「ツァーリ」の公称を開始した人物としても知られる。

 

ロシア史上きっての暴君とも呼ばれる彼だが、果たしてこのゲーム上ではどうなるか。

 

 

第3回に続く。

 

おまけ:各期間ごとの経済状況の推移

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1456年~1485年の、イヴァン3世統治期間において、プロヴィンス数は実に2倍に増加。大帝の名に恥じぬ事績であった。

第3のローマが世界の頂点を目指す 第1回「ヴァシーリー2世の治世(1425年~1456年)」

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ヴァシーリー2世(Vasilii II)。1415年3月生。10歳の頃に父ヴァシーリー1世が死去し、モスクワ大公位を継承。

しかし、これに不満を覚える叔父のユーリー・ドリトリエヴィチが反乱を起こし、1434年にはモスクワを占領。大公位も奪われてしまった。

1434年にユーリー公が死去し、大公位を獲り返したものの、今度はこのユーリー公の息子であるヴァシーリー・コソイと対立することとなる。

 

ゲーム上の能力値は3/1/2。

特質(Trait)は「攻撃的拡張の上昇率低減」と「スパイ網構築速度向上」。

4歳の後継者イヴァンを擁している。

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:12位

↓前回はこちら↓

suzutamaki.hatenadiary.jp

 

 

 

第1次ノヴゴロド征服戦争

1445年12月11日。宣戦布告が解禁されると同時に、ノヴゴロド共和国に宣戦布告。

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戦力差は1万2千vs3万9千。まず負けることはない。

 

プスコフ(Puskov)軍が敵主力軍に襲われていたところを、モスクワ主力軍を派遣して撃退。

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こちらの将軍はコソイの弟であるドミトリー・シェミャーカ

白兵4機動3と非常に強力。史実ではこのあとすぐにヴァシーリー2世と敵対するようだが、ゲーム上では有能な部下として活躍してくれる。

 

この戦いを終えた1446年7月頃には、ノヴゴロド領の半分近くを制圧し、戦勝点も80%を超えた。

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よって、7月10日、講和を結ぶ。

ノヴゴロド・ネヴァ・インゲルマンランドの3州を割譲させ、132ドゥカートの賠償金と今後10年間にわたる継続賠償金を約束させた。

ノヴゴロドとネヴァは交易力の高いプロヴィンスで、インゲルマンランドはリヴォニア騎士団領と接続している部分である。予行練習プレイでは、力を失ったノヴゴロドに対しリヴォニア騎士団が横槍を仕掛けることが多かったので、あらかじめここを奪って動きを抑えておこう。

 

 

内政① Stateの張替え

戦争を終えて、しばし休戦状態に入る。

陸軍維持費を最低値にし、戻ってきた外交官はオドイェフの請求権捏造を行わせる。

なお、戦争直後すぐに列強入りしPower Projectionが50を超える。こうなると全能力値+1なので非常においしい。

 

先ほど奪った3州が約1年後にコア化が完了。

ただ、初期State数が上限の8に既に達してしまっている。バージョンが新しくなってState上限がかなり厳しくなったと聞くが、本当にそうなんだね・・・。

よって、State(と、そこに貼り付けられているEstate)の張替え作業を行う。

 

最初の標的はカシモフ(Kasimov)。

初期保有しているリャザンエリア内の唯一の州であり、かつスンニ派に染まっているというどうしようもない土地。

そのくせ聖職者(Clergy)が統治しているのでこれを剥がすところから始まる。

そしてもう1つの標的がボログダ(Vologda)エリア。3州合わせての開発度が14しかないのでこんなところをStateにしておくのは勿体ない。

こちらもボヤール(通常の国家の貴族にあたるEstate)が張り付いているのであらかじめ剥がす。

で、ネヴァとインゲルマンランドを含む南カレリアエリアとノヴゴロドエリアをState化し、前者の2州を聖職者に、後者をボヤールに寄進する。

果たしてこの采配は正しいのかどうか・・・。

 

同じころ、請求権捏造が完了したオドイェフに攻め込み、その領土を奪うなどする。

また、リャザンに外交官を送り込み、スパイ網構築を行うほか、属国の関係度も向上させて、1454年からの大併合祭りの準備を行っていく。

 

 

内政② 府主教の任命

また、このあたりで新要素「府主教の任命(Consecrate Metropolitan)を使ってみる。

各州の「エリア画面」の一番下にあるボタンがそれである。

これを押すことで、そのエリア(Stateのみ)に府主教をおくことができる。

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府主教を設置するとそのエリアの維持費が10%だけ増大するが、代わりに「総主教の権威」(Patriarch Authority)を5%押し上げることができる。

 

なお、府主教を置くためにはそのエリア内の総開発度が30以上でなければならない。

条件を満たすエリアは、政治(Political)マップモードのMetropolitanを選べば緑色で示される(下図参照)。

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今回はモスクワエリアとスーズダリ(Suzudal)エリア、ガリチ(Galich)エリアの3エリアに設置可能なのですべて設置してしまう。

 

すると「総主教の権威」が15%に。

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これで、布教力(Missionary Strength)が向上し、正教会プロヴィンスの不穏度(Unrest)減少および人的資源(Manpower)向上のボーナスがそれぞれ付与せれた。

 

さらに、この総主教の権威を10%消費することで、バーの右側にある「イコン(聖像)」を選択することができる。

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イコンは5種類あり、それぞれのイコンに合わせたボーナスを、20年間得ることができる。

イコンは継続中も自由に他のイコンに変えることができるが、総主教の権威を得られる手段は決して多くないようなので、慎重に選択していく必要がありそうだ。

今回は、属国の外交併合に向けて関係改善のスピードを上げたいことと、拡張に際する攻撃的拡張の増加をできるだけ食い止めたいことから、「聖二コラのイコン」を選択することにする。

 

このあたりでノヴゴロドがトヴェリ(Tver)に攻め込んで2州を奪う。

残った1州はただちにモスクワが攻め込み、美味しく頂きましたとさ。

 

 

イベント「ポメスチアの改革」

1451年に入ると、次のようなイベントが発生した。

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ポメスチアの改革

1471年のモスクワによる侵攻により、ノヴゴロド共和国は独立を大幅に制限されました。イヴァン3世は彼らの蜂起を警戒し、強制移住を行ったほか、ノヴゴロドの教会の指導者をロシアの正教会の指導者と入れ替え、さらにはノヴゴロド貴族の土地や財産をロシア軍の軍人たちに与えるポメスチエ制度と呼ばれる方法で、自身の権力を高め軍の忠誠を集めることに成功しました。1489年までにはノヴゴロドはロシアの一部となりました。

 

選択肢①「改革しよう」

→ 25年間、陸軍士気+10%&軍事技術獲得コスト-10%

選択肢②「もっとノヴゴロドのようになろう」

→ 25年間、交易効率+10%&Instituitonの拡大速度+25%

 

どうやらノヴゴロド侵攻によって得た土地を自国の軍人にばら撒くか、それとも商業共和国としてのノヴゴロドの制度を取り入れるかの選択、ということらしい。

 

史実的には(そしてイベントのタイトル的には)選択肢①を取るべきかもしれないが、現状は軍の強さよりも金と、そして誕生したばかりのルネサンスをいかに早く広げていくかが重要と判断。

選択肢②を選ぶことにする。

まだイヴァン3世も即位してないし、強権的であるよりも先進的であろう!

 

 

1454年になったと同時に、ヤロスラブリとロストフの併合を開始する。

初期状態では外交官が2名しかいないので、同時に2か国しか併合ができないのは残念である。

この2か国を選んだのは、どちらもすでにState化しているエリアに属していたからである。

ロストフはすぐに併合完了されるので、そのあとはベロオーゼロの併合を開始する。

 

 

と、ここでヴァシーリー2世が崩御

1456年8月13日。享年41歳と、史実よりも6年早い。

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しかしより有能なイヴァン3世が成人した直後という絶妙なタイミング。

わざわざ指揮官にして戦死を狙っていたくらいだったので・・・これは非常に好都合である。

 

下地はできた。いよいよ「イヴァン大帝」による治世が始まる。

 

 

第2回に続く。

第3のローマが世界の頂点を目指す 第0回「初期状態の確認とポーズ解除前まで」

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6月14日に発売された、EU4の11番目のDLC、「Third Rome」。

いよいよ、ロシアに焦点が当てられた拡張となった。

ロシア圏の領土の大幅増・新たなプレイ可能国家・新たなロシア圏専用政体・正教の新たな要素・そして強力な「ツァーリ」国システム・・・すべての同士諸君が喚起する待望のDLCである。урааааааааa!!!!!!!!

 

今回はこちらのDLCを導入し、早速モスクワ大公国(Muscovy)でプレイ。

新たな要素を紹介しつつ、最終的には「ランキング1位」を目指していきたい。

当然、明とオスマンの打倒は至上命題となるだろう。

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今回は第0回として、初期状態の確認とポーズ解除前の行動のみを扱う。

 

 

 

宮廷(Court)画面

最初に、モスクワ大公国の初期状態を確認していく。

まずは宮廷画面から。

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大公(Grand Kniaz)はヴァシーリー2世

父の死後、叔父のユーリー公との間で大公位を巡り内戦が勃発。一時は大公位を奪われるに至ったが、1434年に彼が没したことでなんとか大公に返り咲いた。現在も、ユーリー公の息子ヴァシーリー・コソイと抗争中。

なお、内戦の中で盲目にされたため、「盲目公」の渾名も持つ。

 

内戦を勝ち抜き統一国家の基盤を整えた君主ではあるが、歴史上の知名度は低く、能力も3/1/2と低め。

特質(Trait)は攻撃的拡張(Aggressive Expansion)の影響を10%低減させる「慎重(Careful)」と、スパイ網構築スピードを30%上昇させる「Intricate Webweaver」の2つ。拡張に役立つ特質だ。

後継者はのちに「イヴァン大帝」の名で知られることになる人物。名君だけあり、こちらの能力は非常に高いので、途中で死なないよう祈るばかりである。

 

 

政体(Government)画面

次に、政体画面だが、こちらは見慣れない項目が増えていることにすぐ気づく。

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まず、政体は大公国(Grand Principality)だが、これはロシア圏のすべての君主国が持つ「ロシアの公国(Russian Principality)」と同じ効果をもつ。

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「ロシアの公国」は全プロヴィンスの不穏度(Unrest)が-1され、さらに税収に5%のボーナスが付与される。

そして、政体画面中央に存在する3つのアイコンは、ロシア圏の国家が共通して持つ「ロシアの能力(The Russian Abilities)」である。

左から順に、「法律の改正(Reform Sudebnik)」、「オプリーチニナの支援(Support Oprichnina)」、「ストレリツィの編成(Raise Streltsy)」の3つである。それぞれ専用のポイントが毎ターン一定量蓄積され、これが100に達した際に効果を発動できるようになる。

 

専用のポイントの月上昇量に関しては、まず最低でも3ポイント、加えて3つの能力それぞれに対応する君主の能力値分だけ上昇する、というものである。

※すみません、勘違いしていました。月毎の上昇量ではなく、年毎でした。

たとえばイヴァン3世の能力値はすでに見たように3/1/2なので、「法律の改正」「オプリーチニナの支援」「ストレリツィの編成」の専用ポイントはそれぞれ6/4/5ポイントずつ上昇するというわけだ。

ちなみにポイントは最大で150ポイントまで蓄積されるため、100ポイントに達したからといってすぐに使わないと勿体ない、というわけではない。

 

各能力の効果は、それぞれ「全プロヴィンスの自治度-10」「全反乱軍の進行度-30%」「戦争疲弊-2%に加え、首都に一定数のストレリツィ・ユニットを招集する」という強力なもの。

これだけ強力な効果を、時間経過のみでペナルティなしで使用できるのだから——今回の拡張によって、ロシア圏の勢力がいかに強化されたかがよくわかる。

なお、ストレリツィ・ユニットに関しては、実際に使用する際に解説する。

 

 

外交(Diplomacy)画面

外交面だが、今回のプレイではデンマークリトアニアノヴゴロドにライバル指定されている。さらに、従来と比べて属国の数が増えているため、同盟国を新たに作る余地が存在しない。

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属国は全部で5つ。従来と同様のプスコフ共和国(Pskov)、ヤロスラブリ公国(Yaroslavl)、ペルミ公国(Perm)に加えて、新たにロストフ公国(Rostov、下図黄色の領土)、ベロオーゼロ公国(Beloozero、下図紫の領土)の2つが加わった。

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いずれも小国だが、1444年当時は厳密にはモスクワ大公国領に編入されていなかった領土である。フランスやオスマンのように、序盤はこういった小国を飲み込んでいき、領土を少しずつ拡大していくのが基本方針となるだろう。

 

 

経済(Economy)画面

経済状況は次の通りだ。

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初期保有プロヴィンス数は22。うち3プロヴィンスがテリトリー・プロヴィンスである。

要塞3つを破棄すれば毎月の収入は陸軍維持費最大でも4.86。レベル1の顧問を3種類すべて雇用しても黒字を維持できるという意味で、経済的にはかなり余裕がある方。

なお、商人2人は、カザン交易圏から首都のあるノヴゴロド交易圏への移送(Transfer)任務と、ノヴゴロド交易圏よりも下流に位置する白海(White Sea)交易圏での収集(Collect)任務についている。

旧バージョンではカザンだけでなくキエフ交易圏からも移送していたはずなので、ここも微妙な変更点か。

ただ、白海ノードの交易シェア率は6%しかなく、こんなところで収集しても大した額の収入にはならない。よって、旧バージョンと同じく、キエフ交易圏に商人を移し、移送させるのが良いだろう。

 

 

アイディア(Idea)画面

続いてモスクワ大公国のアイディアも確認していく。

ナショナルアイディアも随分変更がかかっている。

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初期から持つ「伝統(Traditions)」は外交関係+1と白兵ダメージ+10%。

そして、以降のナショナルアイディアは下記の通りである。

  1. 貢物の収集者*1(Gatheres of Tribute):税収入+10%
  2. ドミトリー・ドンスコイの遺産(Legacy of Domitriy Donskoi):年間陸軍伝統上昇+0.5
  3. 府主教の座(Seat of Metropolitan Bishop):布教力+1%、真なる信仰への寛容+1
  4. ポメスチエ軍*2(Pomestnoe Voisko):陸軍士気+10%
  5. ボヤールの強さ(Strength of the Boyars):安定度上昇コスト-20%
  6. 逆茂木の大境界線(Zasechnaya Cherta)*3:要塞維持費-20%
  7. ビザンツ皇帝の子孫(Descendants of the Byzantine Emperors):外交評判+1

全ナショナルアイディアを獲得すると、陸軍上限+33%のボーナスを得られる。

全体的に、防衛向きのアイディアセットと言えるだろうか。

ロシア化した際に新たなアイディアセットを得られるとのことなので、そのときにまたそちらも紹介したい。

 

 

宗教に関しても新たな要素が加わっているが、こちらものちに紹介する。 

 

 

ポーズ解除前にすること

以上の初期状態を確認したうえで、ポーズ解除前に以下の行動を取る。

  • ノヴゴロド(Novgorod)征服ミッションを選択(先にしておかないと消える可能性あり)
  • 領内の全要塞を破棄
  • 各種レベル1顧問を雇用
  • ナショナルフォーカスは統治のままにしておく
  • ライバル指定はノヴゴロドと大オルド(Great Horde)、カザン=ハン国(Kazan)にしておく。
  • トヴェリ公国(Tver)に外交官を派遣し、スパイ網構築を行う。
  • 白海交易圏の商人をキエフ交易圏に移し、移送任務に就かせる。
  • 全軍をノヴゴロド国境線に向けて移動。将軍ドミトリー・シェミャーカも配備

 

1ヶ月後の1444年12月11日にノヴゴロドに向けて宣戦布告。

そして「第3のローマ」の覇権拡大を開始する。

 

第1回につづく。

*1:モスクワ大公国はモンゴル人たちへの貢物を収集する役目を担っていたようで、この特権の存在が、他の「タタールのくびき」に囚われたロシア諸勢力と比べ、モスクワが力を維持する理由になったのだという。

*2:ポメスチエとは封地のこと。歴史上では、イヴァン3世がノヴゴロドを征服した後、ノヴゴロド貴族から没収した土地を大公国の軍人たちにポメスチエとして再分配した。

*3:クリミアの遊牧民による略奪に対抗すべく作られた要塞線。英語ではGreat Abatis Border。ロシア版万里の長城

聖イシュトヴァーンの帝国 第3回(最終回)「帝国の完成」(1569年~1609年)

1569年5月6日。

オスマンを打ち倒したフニャディ朝第3代ヤーノシュは60歳で天に召された。

34歳となったその息子、イシュトヴァーンが4代目の王として即位する。

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ハンガリー創成の王イシュトヴァーンの名を継承するこの男が、「聖イシュトヴァーンの帝国」完成を目指す。

 

 

1575年7月4日。オスマン帝国への2度目の開戦を決意。

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前回はコモンウェルスへの救援という形だったが、今回は自ら仕掛けることに。

敵同盟国にはイギリスもいるが、こちらにもフランスがいるため問題はないだろう。

コモンウェルスは借金漬け。まあ前回途中で裏切ったからしゃーない。

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戦力差は互角。ただ敵の「イギリス領ブラジル」の戦力はほぼあてにならないものだろうから、その意味でこちらがやや有利。

 

 

今回の戦争準備として、まずは"Ability"から「宗教戦争(異教の敵と戦う際の戦勝点コスト-25%)」と「傭兵の規律(傭兵の規律+5%)」を取得。

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さらに、前回制海権をとれなかったがゆえにアナトリア半島に侵攻できなかったことへの反省から、すべての保有艦船を破棄し、ガレーを調達。

さらに外交技術レベルを14に引き上げ、ガレアス(Galleass)を解禁したうえで、である。

オスマンはまだ外交レベル12。

これなら勝てる!

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結果、ハンガリー軍30隻vsオスマン軍50隻であったが、こちらのガレーは完全無傷で敵艦隊を壊滅させた。

ガレーのレベルの差、そしてガレーの数の差というのは本当に大きい。

以後、オスマン海軍は散発的に仕掛けてくるもすべて撃破。制海権を完全に握った。

 

 

このあと、さらにAbility「沿岸砲撃(海軍封鎖による攻城ボーナス+1)」を獲得する。

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制海権を奪える状況だと非常に有用なAbilityである。

 

 

そうして1578年9月5日。アナトリアの中腹くらいまで侵略したところで資金とマンパワーが枯渇しかけたために、講和。

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ビザンツのコアを持つ領土を返還させる。

 

 

 

 

1586年にはカスティリャが支配するイタリア南部に攻め込み、領土を奪う。

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そしてナポリ王国を属国設立する。

 

 

1589年フェラーラ公国に攻め込み旧マントヴァ領と合わせ完全併合。

7年後に再戦し、南部イタリアのナポリコアを完全回収。

 

そして1609年。このナポリと、ビザンツ帝国を完全併合。

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これにより、総開発度が「1000」に達し政体ランクを「帝国」にできるようになった。

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「帝国」ランクになると文化圏が広がり、受容できる文化が増えるのが大きなメリットである。

ハンガリー帝国の場合は「カルパチア文化圏」となり、ハンガリーだけでなくスロバキアトランシルヴァニアルーマニア文化圏が受容文化となった。

 

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イシュトヴァーン6世は既に没し、君主はその息子ヤーノシュ2世となっていた。

このヤーノシュ2世が、「ハンガリー帝国」の初代皇帝となった。

ヤーノシュが作り上げた「フニャディ朝」。

その「帝国」としての最初の皇帝を、同じ名のヤーノシュが務めることとなった。

 

 

 

さて、まだまだ17世紀に入ったばかりだが、すでにオスマンとの間のパワーバランスも逆転。このあとは消化試合となってしまう。

当初の目標である「帝国化」も成し遂げたので、今回のプレイレポはこれで終了とする。

 

ハンガリープレイのポイントは、早期のオーストリア制圧。

そのためにもフランスとの同盟が重要であるということがよくわかった。

 

それでは、さようなら。

聖イシュトヴァーンの帝国 第2回「リベンジ・フォー・モハーチ」(1489年~1557年)

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ハンガリー王兼ボヘミア王オーストリア大公マーチャーシュ1世は、ハンガリーの最盛期を築いた王として今でも人気が高い。

ハンガリーの紙幣にもその肖像が使われているほどだ。

 

彼の功績はいくつかある。

たとえば前回でもイベントで紹介した常備軍「黒軍」の創設。

あるいはポジョニ(現プラチスラヴァ)に大学を建てたこと、

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あるいは国家の財政を根本的に健全化するための税制改革など、

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とにかく素晴らしい政策を立て続けに行ったことにより、ハンガリーという国家は着実に成長を遂げていった。

 

 

そして史実のマーチャーシュは、ただ内政的に国家を強くしただけに留まらず、外征においてもその力を発揮した。

 

すなわち、ウィーン制圧と、ボヘミア南部征服である。

 

ウィーンは前回制圧し、その領域を奪い取った。

今度は、ボヘミアである。

 

 

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折よく、ボヘミア南部のモラヴィア地方、及びシュレジア地方のフス派カトリック教徒たちが、ハンガリー王への救援を求めてきた。

デウス・ウルト!(神はそれを望まれる!)」の言葉とともにマーチャーシュはこれを承認。

両地方の永久請求権(Permanent claim)を獲得する。

 

 

そして、前回の対オーストリア戦争の傷も癒えた1489年11月。

マーチャーシュは、ボヘミアへの宣戦布告を決断する。

これは征服行為ではなく、正統なるボヘミア王として、土地と民衆を不当に支配するイジー・ス・ポジェブラトとその一族に対する懲罰である。

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皇帝を務める「内オーストリア公」フリードリヒも当然出張ってくるが、こちらはローマ教皇・フランス王・ブルゴーニュ公・ポーランドリトアニア連合王国そしてワラキア辺境伯すべてが参戦してくれる。

 

よって、戦力差も歴然。敵同盟軍の2倍以上の戦力でもってあたることとなった。

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開戦から5年後の1494年7月。

敵同盟国を1国ずつ引き剥がしながら、やがて最終的にボヘミアオーストリア全土を制圧した。

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まずは「内オーストリア公」と講和。

オーストリアの名が世に残ることを嫌うマーチャーシュは、まずオーストリアの領土からシュタイアーマルク(Styria)公領とチロル伯領を分離独立させる。

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そのうえで要塞を持つケルンテルン州を獲得。

「内オーストリア公」にはリンツ州とシュタイアーマルク州のみが残された形となる。

いい気味だ。

 

さらに12月にはボヘミアと和平。

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こちらもモラヴィアを分離独立させ、ブジェヨヴィツェ(Budejovice)州を割譲させる。

これでボヘミアの王都プラハと隣接することができた。

ボヘミア王位も完全にハンガリー王の手中に収める準備が整ったということだ。

 

 

オーストリアと同盟を結んでいたラグーサも制圧・併合し、史実に負けない最大領土を記録した。

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もちろん、「聖イシュトヴァーンの帝国」はこれで満足するつもりはない。

さらなる帝国の強大化を目指し、版図を広げていくつもりだ。

 

 

だが、マーチャーシュの命は今まさに尽き果てようとしていた。

史実では1490年に没したこの「正義王」も、戦争を終えた直後の1495年1月。冬の王宮にてその生涯を閉じようとしていた。

 

 

心残りがないわけではない。まだ「内オーストリア公」は生き残っているし、ボヘミアもまだまだ勢力を保っている。

何よりも南部のオスマン帝国がいつ侵略を開始するかわからない。

だが、マーチャーシュには、その使命を継承することのできる息子がいた。これが、史実とは違うところであった。

 

史実ではマーチャーシュ亡き後再び貴族の力が高まり混乱に陥ったハンガリーは、オスマンとの戦いに敗れバラバラにされてしまった。

だが、この世界ではマーチャーシュの信念を受け継ぐ息子アンドラーシュがいる。

マーチャーシュは彼に全てを託し、天寿を全うした。

 

1495年1月。「正義王」マーチャーシュ崩御

享年53歳であった。

 

 

 

 

アンドラーシュ4世の治世

新たにハンガリーの王位に就いたのは、アンドラーシュ・ヤーノシュ。ハンガリー王としてはアンドラーシュ4世となるこの男は、能力値4/4/3と父・祖父ほどではないものの中々の能力を持ち、性格も「慈悲深い(Benevolent)」と恵まれたものであった。

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即位したばかりの彼はまず、旧オーストリア公領であった地域に燻る反乱軍を弱体化させるため、"Feudal De jure Law(特権法?)"の布告(Edict)を旧オーストリア公領に発布した。

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これは「発見の時代」に選ぶことのできるAbilityの1つで、各Stateに発布できる布告(Edict)の1つとしてこの"Feudal De jure Law"を解禁することができる、というものだ。

 

 

布告とはState単位に効果を及ぼすコマンドで、いずれの布告も最低1年間は効果が継続するが、その間はState維持費が3倍になる、というものだ。

今回のFeudal De jure Lawは、State全体の不穏度を-5するというもの。

戦争で奪ったばかりの土地で、自治度上昇と組み合わせて使うことで、反乱軍の勢力を一気に削ることができる。

実際、今回のプレイでも当初31連隊分だったオーストリア反乱軍の規模を、最終的に17連隊にまで縮小させることに成功した。 

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The Mandate of Heavenから導入されたこのEdictシステム。

これまでのプレイでは開発度コストを減少させるそれくらいしか使ったことはなかったが、色々使いこなすと面白そうだ。最低1年ですぐ解除できるのも嬉しい。

 

 

その土地の封建貴族たちに特権を与えるこの布告の発布により、反乱の芽をあらかた摘むことに成功したアンドラーシュ4世は、父の遺志を継いで積極的な対外政策へと出る。

 

1505年:ボスニアセルビア併合

1507年:内オーストリア公領全てを併合

1509年:第一次ヴェネツィア戦争開始。

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1511年に終戦し、ダルマチア州を割譲させたほか、大量の賠償金とともにザクセン選帝侯の属国化を承認させた。

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1516年:第2次ボヘミア征服戦争開始。17万vs5万という圧倒的兵力差で押し潰す。

1535年:第2次ヴェネツィア戦争。フリウリとトレヴィゾを併合。

1538年:第3次ボヘミア征服戦争。

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ボヘミアから奪った領土を属国ザクセンに食べさせて巨大化させる。

なお、旧オーストリアバイエルン領を食べてザルツブルクが巨大化している。司教領のくせに生意気である。

また、オーストリア亡き後の神聖ローマ皇帝は、1プロヴィだけで存在しているシュタイアーマルク公が代々継承している。

ボヘミアなどに喧嘩を売るたびに出張ってくるが、同盟国も含め弱小なので、制圧しても併合はせずそのままにしている。ひたすら虐めても健気に構成国を助けにくるあたりは、皇帝としての責務をよく理解したお人よしといったところである。

 

 

さて、これだけの征服事業を成し遂げ、ハンガリー王国の領土をさらに拡大させたアンドラーシュ4世は、1538年、43年間という長い治世を終えた。

享年75歳。この時代としては長生きであった。

 

 

 

ヤーノシュ1世の治世

フニャディ朝3代目の王は、初代マーチャーシュの父と同名の人物であった。

その「大ヤーノシュ」はあくまでも摂政であり王とはならなかったため、ハンガリー王としては「ヤーノシュ1世」として、この「小ヤーノシュ」は即位することとなった。

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能力値は代を重ねる毎に少しずつ弱くなっているようにも見えるが、それでも十分強い方である。

ちなみに性格は父王アンドラーシュも持っていた「慈悲深い(Benevolent)」と、祖父王マーチャーシュの持っていた「公正(Just)」を兼ね備えている。まさに名君である。

 

 

そして彼の治世の途上で、いよいよ運命の時が来たのである。

すなわち、オスマンとの対決である。

 

 

 

きっかけは、1552年。

当時、オスマンの同盟国であったロシアと戦争していたコモンウェルス(ポーランド=リトアニア連合王国)に対し、オスマンが単身で宣戦布告したことへの救援依頼である。

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もともと、オスマンには手を出しあぐねていた。

同盟国のフランスもブルゴーニュも「距離が遠い」といって参戦しようとしてくれない。教皇庁も借金でダメ。コモンウェルスはついてきてくれるが相手にはロシアがいるので、世界2位の軍事大国となったハンガリーにとっても簡単には手を出しづらい相手であることは間違いなかった。

 

そのタイミングで訪れたこの救援依頼。

腹をくくるしかなかった。

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幸いにも、敵はオスマンのみ。

もちろん、すでにロシアとデンマークコモンウェルスと交戦中とはいえ、こちらにはコモンウェルスの同盟国であるポメラニアやスウェーデンもついてきている。

オスマンの兵数も少なくなっている。これがチャンスである!

 

 

全力で戦争準備を行う。

まずは「信仰の守護者」になる。

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さらに「黄金時代」も発動。

これで陸軍・海軍ともに士気+15%である。

もちろん、規律+5%の軍事顧問の雇用は忘れない。

十字軍の対象がオスマンでなくモロッコなのが残念だ。

 

 

さらに貴族Estateのコマンド「Grant Generalship」を使って白兵5の有能将軍キニズシ・ジグモンドを召喚。

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まだ17歳の息子フニャディ・イシュトヴァーンも将軍化。

ハンガリーを生み出した偉大なる王の名を継ぐこの少年は、攻城2という破格の能力を持っていた。戦死はさせないように慎重に扱おう。

 

軍事レベルも、オスマンより1つ上となるレベル13(大砲が「鋳鉄砲 cast iron canon」になる)に無理してあげて、いよいよ準備万端だ。

 

 

1554年6月6日。本格的な戦闘は、オスマンイルバサン(現アルバニア領エルバサン)での戦いで幕を開けた。

オスマン軍4万vsハンガリー軍6万。

兵力では勝るも、指揮官の能力差で劣ったこの戦い。

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激戦の末、敵にまずは1.5倍近い損害を与えることに成功。

勝てる。

 

史実における、ハンガリー最大の屈辱たるモハーチの戦いへのリベンジは、十分果たした。

あとは、戦線を拡大し、勝利するだけだ!

 

 

イシュトヴァーン王子の攻城部隊で敵主要都市を一つずつ落とし、襲い掛かってくるオスマン軍7万やら6万やらは、緊急増産した傭兵部隊を加えたジグモンド軍で撃破していく。

毎月30デュカートほど失われるが、元々国庫は6000近くある。借金覚悟での戦いだ。

f:id:SuzuTamaki:20170511180313j:plain攻城戦では"Artilley Barrage"のコマンドを惜しみなく使う。

 

 

1557年6月6日。奇しくも「イルバサンの戦い」から丁度3年後。

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敵首都のコンスタンティノープル(イスタンブル)の制圧も完了。

海軍をほぼ持っていない我が軍が海峡を越えてアナトリア半島に侵攻することは難しい。

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さらに、この画面だけでは見えないが、この奥にもオスマン軍は30連隊ほどおり、合計で10万もの兵力を編成して首都奪還作戦を展開している。

 

この辺りが潮時だと判断。

戦勝率は24%。

コモンウェルスには悪いが、ここで分離和平させてもらう。

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オスマン領のヤニア(Yanya)とケスリイェ(Kesriye)を割譲させる。

 

 

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この5年に及ぶ激しい戦いによって、ハンガリー軍は7万もの死傷者を出した。

だがオスマン帝国にはその倍以上の犠牲者を出させた。ハンガリー軍は敗けてはいない。あとは兵力を十分に蓄えた後、2度、3度と侵攻を仕掛けよう。

 

 

そのための橋頭保として手に入れたヤニア改めエピルス(Epirus)、そしてケスリイェ改めカストリア(Kastoria)を、属国として独立させる。

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こうして、1世紀の時を経て、古の帝国は蘇った。

もちろん、「聖イシュトヴァーンの帝国」の傀儡として。

この後、この属国ビザンツは、そのコアを持つ領土を回収し、巨大化。やがて帝国に併合する予定である。

問題は、この地域に残るビザンツのコアが1594年頃から少しずつ消滅してしまう、ということだ。すでにコンスタンティノープルのコアも消滅してしまっている。

 

以外と急がなくてはならない。

しかし、それでも「聖帝国」は、まさにその第一歩を踏み出すことになったのだ。

数奇なことに、イシュトヴァーンの名を持つ王のもとで。

 

 

第3回に続く。