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Europa UniversalisⅣ プレイレポート:フランス 第6回「皇帝との対決」(1539年~1555年)

前回のあらすじ~

ミラノ、ジェノヴァトスカーナといった、イタリア諸邦への侵攻を開始したフランス。

順調に領土を拡張し、その度に出来上がる包囲網も、実質的な動きは何もできないままに瓦解していった。

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1.皇帝との対決

拡張政策を進めるフランスの前に立ちふさがるのは皇帝の存在。

ネーデルラントや中西部ドイツに侵攻するにも、ブルゴーニュを奪うにも、またミラノを始めとする北イタリア諸国に攻め込むにも、皇帝との対立は避けては通れない。

 

だから1545年1月2日。

フランス王アンリ2世は、ついに皇帝との決戦に臨む。

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ミラノ征服ミッションを選択したうえで宣戦布告。

その同盟国である皇帝兼内オーストリア公のカール1世。

停戦期間中のトスカーナもついてきた。

 

こちらも十分な戦闘態勢とするべく、規律+5の軍事顧問を採用しつつ、教皇庁カスティリャを誘う。

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戦力差は3倍。

 

最初の激突はStyria領サングオ(Sundgau)。

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フランス軍2万3千が皇帝軍2万1千に襲いかかられるが、敵の士気はぐんぐん下がっていく。

さらにはフランスの援軍8千がかけつけて・・・

 

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結果的に完勝。

軍事技術も同レベルだし、将軍性能ではむしろ負けていたが、以後の陸戦でも同様の結果が続く。

軍事顧問およびフランスのAmbitionsによって規律が110%になっている効果なのだろうか。

 

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その後も着々と侵攻を進めていき・・・

 

1547年8月23日にまずはトスカーナと和平。

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講和期間ということもあり、またAE急上昇を避けるためにも、請求権を獲得しているフィレンツェの割譲はさせない。

代わりにロマーニャシエナを独立させ、属国併合の次の対象に定める。

 

戦争期間中には、アンジュー家の遺産としてのナポリ請求権をどうするかの選択を迫られる。

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今回のプレイでは南イタリアまで手を出すつもりはなかったため、ここではアラゴンおよびナポリとの関係維持を優先に考えて請求権の放棄を選択した。

済まぬ、史実におけるシャルル8世。

其方の願いは叶えられず終わった。

 

1548年4月11日。

Styria奥地まで侵攻し、ついに皇帝軍との最終決戦を迎える。

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同盟国の軍も含めると最終的に10万を超える大規模軍勢となったフランス同盟軍。

 

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当然の圧勝。

皇帝軍の残党はこの後、アグラムの地における掃討作戦で殲滅した。

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そして10月17日。ついに皇帝と講和。

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アウクスブルクとチロルを独立させて皇帝の弱体化を図る。

 

また1ヶ月後には、ミラノとも講和条約を結ぶ。

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ノヴァーラの地を割譲させたほか、スイスやマントヴァの各州を返還させるなどしてミラノの縮小を図った。

今回、ミッションで請求権を手に入れたすべてのミラノ領を一気に併合しようとするとAEが50以上増加するため、さすがに断念した。

北イタリアの開発度の高さは半端ない。

 

十分な警戒と慎重さをもって迎えた皇帝戦であるが、驚くほどあっけなく終了してしまった。

それだけ、フランスの国力が群を抜いて高くなった証拠であるともいえる。

実際に現在、列強ランキングでは1位である。

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陸軍総数もオスマンにわずかに負けての2位であるし、実際、今後の敵はオスマン以外にはありえないのではないだろうか。

 

 

2.ブルゴーニュ征服戦争

戦争の傷を癒し、AEが収まるのを待つ間、着々と内政も進めていく。

 

たとえば政治体制を変えてみる、など。

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 実は今まで、この画面での政治体制の変更はやったことがなかった。

今回、統治技術レベルを12に上げた契機に、せっかくだからと試してみた。

もとより税収や生産収入の高いフランスなので、この管理君主制(Administrative Monarchy)のボーナスは効果的であるに違いない。

 

ただやはりフランスといえば絶対君主制(Absolute Mornachy)。

これが解禁される統治技術レベル20が楽しみである。

 

 

また、ブルゴーニュ文化を受容文化(Accepted Cultures)に昇格させて収入増を目指す。

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強大な国家で帝国主義的に領土を広げる場合、この受容文化にできる文化の数というのは重要になるのだと痛感した。

 

さらには、陸軍伝統が大幅に上昇するイベントが発生したため、それが自然減する前にと思って将軍を雇用してみる。

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最近しょぼい将軍にしかお目にかかれていなかったため、久々の射撃3・白兵4という強力な将軍の出現に歓喜する。

しかし相変わらず攻城能力は0のままである。

 

 

そんなこんなで時は過ぎ、1552年8月7日。

ブルゴーニュに宣戦布告をした。

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前回の戦争終結からまだ4年しか経っていないが、前回の戦争終結時に大して包囲網を組まれなかったため、決断した。

 

不必要に同盟を増やされたり、皇帝が回復しきる前に、という思いもあった。

こちらの同盟国はカスティリャだけ。

まあ、何とかなるだろう。

 

と、思っていたら、なんかわらわらとついてきた。

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調べてみると皇帝のお友達たちらしい。

戦争主導国はブルゴーニュのままなのだが、こういうこともあるのだな。

さすがにちょっと慌てる。

 

だから教皇に助けを求めることに。

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ブルゴーニュとの戦争開始直後は参戦に応じてくれなかったのだが、ライバルであるナポリが戦争に加わったからだろうか。

とりあえずこれでナポリの動きを封じられるので助かる。

 

正直楽勝だろうと思ってわりと占領行動の際の兵の動かし方に適当さが入っていたため、敵同盟の大軍にわが軍が捕まってギリギリの戦いの末に敗北する。

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ちょっとショックだったので敗北時のウインドウのスクリーンショットを撮り忘れているが、結構な兵力差だったにも関わらずギリギリの敗北だった。

フランスがいかにチート性能かがよくわかる。AIの彼にはやはり手を出したくない。

 

アグラムでリベンジ戦。

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ここでも3万の敵兵にこちらの8千がしっかりと持ちこたえている(ということができるのがおそろしい)間に援軍が到着し、

 

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なんとか勝利。

敵は皇帝自ら率いた軍隊であり、かつ四か国連合軍であったようだが、最強フランス陸軍の前には無力である。

 

1554年11月10日。

皇帝と2度目の講和。

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今回もいろいろ独立させて弱体化を図る。

ついでに皇帝の座も降りてくれればいいんだけどなー。

 

その後もザクセンだとかブラバントだとかいろんな国々に侵略して賠償金を奪ったうえで講和していく。

あとナポリには首都を教皇庁に割譲させた。

せっかくの同盟国なので、強くなってもらわなくてはならない。

教皇庁とは最後まで仲良くいきたいものである。(ボーナスも大きいしね)

 

 

そして1555年9月9日。

ついにブルゴーニュ属国化にて戦争が終結する。

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史実ではアウクスブルクの宗教和議の年ではあるが、容赦なく改宗も強制。

このコマンド、便利だよね。

 

ブルゴーニュの併合が完了すれば、フランス地域統一が実現される。

実に楽しみである。

 

 

また、イタリア地域の外交併合も着々と進めている。

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すでにピサ・モデナも完全に併合済であり、ロマーニャまで持つマントヴァ侯国とシエナ共和国も属国にしている。

教皇庁以南にまで侵攻するつもりは(少なくとも今は)ないが、それよりも北はすべてフランスのものとする。

それすなわち、フランク王国の旧領の実現、という野望である。

 

第7回へと続く。