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上杉家で中華皇帝を目指す 第5回「明との戦い(後編)」(1568年~1647年)

前回のあらすじ~

明との対決を勝利で終えて、山東半島と北京近郊にそれぞれ斉・燕という独立国を設立した帝国日本。

当然これは次の戦いへの準備でしかなく、治憲の後を継いだ第3代将軍・上杉秀吉は、20年に及ぶ休戦期間の間に国力の増大に努めた。

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第二次・第三次日明戦争(1588年~1624年)

2度目の戦争に向け、日本軍としてはまず、陸軍兵数で明を上回る必要があった。

よって、まずは「量」アイディアのコンプリートを急ぐ。これで陸軍保有限界+50%だ。(さらに保有限界+10%の効果をもつ軍事顧問も採用)

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結果、陸軍保有数は明を抜いて世界トップに躍り出た。明の保有限界62万というのは恐ろしいが・・・。

 

 

さらに、次代の目標が3つ達成されたので、「黄金時代」を発動させる。

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これは1ゲーム中に1度だけ使えるもので、発動から50年間にわたって以下の効果が付与される。(時代が変わっても継続される)

 

  • 陸軍士気、海軍士気それぞれ+10%
  • 君主点を消費するすべての行動において、消費君主点が-10%される。
  • プロヴィンスの商品生産量が+10%される。
  • 絶対主義の最大値が+5される。

 

どちらかというと内政に資する部分が大きいようだが、ギリギリの総力戦においては士気の値も重要なため、今回開戦前に発動。

50年もあれば2~3回の戦争まで含むことができるだろう。

 

ちなみに「改革の時代」の2つ目のAbilitiesとして「真なる信仰を持つ地域へのInstitutionの伝播速度+50%」というものを採用している。未だ受容できていないルネッサンスの拡大をサポートしよう。

 

最後に、武士階級のInteractionsコマンド "Grant Generalship"を使用して陸軍伝統40相当の指揮官を任用。(武士階級の影響力50以上60未満の際に使用し、あらかじめ忠誠度を高めておいたうえで直後に "Demand Milotary Support"を使用することで軍事点150を得るのとセットで使いたい)

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指揮官・小笠原家重(3/2/3/0)を獲得。

 

 

これで準備は整った。いよいよ開戦だ。

 

 

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緒戦は北京の戦い。

白兵の値では劣るものの、この時代はやはり射撃能力がモノを言うのか。

歩兵の数が相手の1.5倍多かったことも功を奏したのか、他兵種の損害も抑えられた。

快勝。

 

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半年後の青洲(チンチョウ)の戦い。

こちらは逆に、無駄に騎兵を多く動員し過ぎて、その損害が大きかった。

砲兵の数の差の影響もあるのか? このあたりの兵種バランスなどはそろそろ理解していきたいなぁと思う(なお、地形は農地)。

 

 

 

 

兵力数の差はほぼない状態で戦いを始めたにも関わらず、意外と苦戦。

やはり前回、明がベンガルと戦争中であったことは影響が大きかったようだ。

 

今回あまり資金に余裕がなかったのも災いしているのかもしれない。現金では足りなかったので借金をいくつか重ねて傭兵を雇用。

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それでも限界が近づいてきたので、前回同様戦勝点49%程度で講和することに。

 

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1592年3月13日。講和。

遼東半島の蓋州(カイチョウ)を日本に割譲。

南河北(South Hebei)の大名(ダーミン)、正定(ヂェンディン)、北河北(North Hebei)の永平(Yongping)を燕に割譲。

山東半島付け根の兗州(イエンショウ)、その東南の海州(Haizhou*1 )を斉に割譲させる講和内容となった。

賠償金はなし。

 

 

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1624年には3度目の明との大戦にも勝ち、北京など複数の州を割譲させる。

このあと、北京も食べさせた燕を併合完了し、またあらたに晋を属国設立している。

 

 

しかし、こんな、常に49%程度の戦勝点でちまちま戦っていても埒があかない。

もっと圧倒的な勝利を遂げなくては、大国・明を十分に削ることはできない。

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明がインド最強の勢力であるバフマニー朝と同盟を結んだことも厄介である。

こちらも対抗して、バフマニー朝のライバルであるベンガル国と同盟を結んだものの、心もとない。

 

 

次なる戦争に向けて、帝国日本が取り組むべき課題は「経済問題」である。

明の物量に対応するためには、常備軍の回復など待っていられないため、必然的に大量の傭兵雇用が必要になる。

それに耐えられるだけの資金力が必要だ。

以前のフランスのときのように使いきれないほどの資金を用意することで、大国とも渡り合うことができるだろう。

 

新たな帝国日本の指導者となった、第4代将軍・上杉吉宗は、国家の経済改革に乗り出すことにした。

 

 

 

経済重点政策

と、言うことで、4番目のアイディアとして選んだのは「経済(Economy)」。

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国家の、主に(貿易ではない)国内経済の伸長を図る際に非常に有用なアイディアである。

 

内容は以下の通り。

 

  • 「官僚制(Bureaucracy)」税収+10%
  • 「組織的建築(Organized Construction)」建築コスト-20%
  • 国立銀行(National Bank)」インフレ率年間減少量+0.1
  • 「債務と債権(Debt and Loans)」年間利子-1
  • 「中央集権化(Centralization)」月毎に自治度-0.05
  • 国家主義的情熱(Nationalistic Enthusiasm)」陸軍維持費-10%
  • 「スミス経済学(Smithian Economic)」生産収入+10%
  • (コンプリート) 開発コスト-20%

 

フランスのときも使ったアイディアだが、ある程度以上の規模の国家になると非常に強い。全体的な収入が大幅に改善されるほか、コンプリートボーナスの開発コスト減少は重要度がかなり高い。

利子の減少も、借金を多用するであろう今後の戦争方針との親和性も高く、即採用である。

ちなみに史実の徳川吉宗も、新田開発の奨励など、「国力を豊かにする方向」での財政再建を試みていた。貿易による財政再建を中心に考えた田沼意次とはまたちょっと違ったアプローチである。

そんな吉宗に相応しいアイディアと言えるだろう。

 

 

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折よく、本プレイ5番目のIncident「キリスト教の拡大」が発生(1621年)。

「経済」アイディアの早期獲得のために、アイディア獲得コスト減少のボーナスが得られる「選択的統合(Selective Integration)」の状態に移行したい。

よって、Isolationismを「鎖国」の方に傾ける選択肢を選んでいく。

今回は外国からやってきた宣教師の布教活動を徹底的に拒絶。

おかげで幕府の正統性と「真なる信仰への寛容度」が向上した。

 

 

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その後も様々な形でキリスト教に対しそっけない態度を取り続ける。

その過程で、交易効率+10%、レベル2の軍事顧問を半額で雇用する権利、真なる信仰への寛容度+3などの有用なボーナスを得られた。

基本、「鎖国」方面に進む選択肢の方がメリットは大きいのだろうか?

 

いずれにしても最終的にはキリスト教を禁止に。

そして、Isolationismは狙い通り「選択的統合」に(1631年)。

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アイディアコスト-10%の恩恵を受けながら次々と経済アイディアを獲得。

(しかも黄金時代はまだ継続しているためその-10%のボーナスもある)

さらに、経済アイディア「組織的建築」とこの「選択的統合」のボーナスを合わせ、実に2割引きで建築物を建てられるようになった。

これは大きい。絹を生産する京都に製造工場を381ドゥカートで建てられてしまうのだ。

 

 

また、日本交易圏(ノード)の上流にあたるメキシコ交易圏を支配すべく、日本領メキシコの拡大と属国のコリーマの拡大を行っている。

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メキシコ交易圏のシェア率は29%で地域トップ。合計で3.74ドゥカートを下流の日本ノードに移送している。

 

 

現在、保有している商人は5人*2

それぞれカリフォルニア交易圏・メキシコ交易圏・吉林(Girin)交易圏にて移送を、日本交易圏と北京交易圏にて収集を行っている。

 

1641年段階での経済状況は以下の通りである。

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陸軍維持費などを最低にすると、月収入が50ドゥカートほどになる。

これで3000ドゥカートほど集め、いよいよ明に宣戦布告する。

 

 

 

第四次日明戦争(1643年~1647年)

1643年1月23日。明に四度目となる宣戦布告を行う。

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敵同盟国にはバフマニー朝。

そして、こちらはベンガルと同盟を結んでいるが、借金によって参戦を拒絶。

役に立たない。

 

開戦直後の戦力差。

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敵同盟国総兵力はバフマニーのそれと合わせ25万5千。

一方のこちらは13万1千。しかも海外におり意味をなさない兵士も含めてであるため、2倍以上の戦力差だ。

 

この状況下においては、とにかく兵と資金の消耗を最小限に抑える必要がある。

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出来る限り会戦を避ける形で各地の要塞保有プロヴィンスを優先的に落としていく。

また、首都の制圧は戦勝点を大きく稼ぐため優先したい。北京を失った明の現在の首都は鎮江(チェンチアン)。画像右下の辺りに位置しており、そこに集中して兵を投入していく。

 

大国を相手にするときは略奪(Loot)による収益も馬鹿にできない。

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私掠戦による略奪も含めて、月毎に15ドゥカートも獲得している。

 

また、Mandate of Heavenからの追加要素であるArtillery Barrage(砲兵の集中砲火)は非常に有用。

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50軍事点を消費することで、敵城壁を破壊した状態にすることができる。

これで包囲にかかる時間を短縮可能だ。

 

将軍・吉宗も大活躍。砲兵の多さが決め手となった。

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かなり注意しながら侵略を進めており、資金的な余裕は十分にあるのだが、やはり敵総数があまりにも多く、次から次へと湧いてくる敵兵を相手取ると最終的には苦境に立たされる。

 

とにかく、バフマニー軍を脱落させないことには話にならない。

集中的にバフマニー軍に攻撃を仕掛ける。

 

結果、

 

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1646年6月28日。

バフマニー朝と講和成立。

白紙和平ではあるが、それで十分。

 

たったそれだけで戦勝点は80%に。

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最後は君主同士の対決でケリをつける。

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1647年12月3日。終戦

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この戦争の結果、いくつかの領土を日本が直接頂き、またいくつかの領土を属国の晋と斉に食べさせる。

さらに、朝鮮国の朝貢国からの解放と、楚(Chu)の独立を要求した。あとついでにバフマニーとの関係断絶も。

 

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独立させた楚はすぐさま日本の朝貢国に仕立て上げる。

 

 

 

明・バフマニー同盟を倒したことにより、明とのパワーバランスも完全に逆転した。

同時期にオスマン・ロシアといった西の大国も明に食指を伸ばし始めており、かつて隆盛を誇ったこの巨象も、いよいよ斃れるときが来たようである。

 

そろそろ、引導を渡してあげるべきときかもしれない。

 

 

次回、第6回は最終回(予定)。

いざ、天命のときが来たれり。

*1:現在は連雲港と呼ばれている。

*2:初期からいる2名に加え、Institutionの国際貿易によるボーナスで1名、また日本領メキシコと日本領オーストラリアが「領土を10州以上保有する」ボーナスにより2名供給されている。