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第3のローマが世界の頂点を目指す 第6回「イヴァン5世の治世(1578年~1588年)」

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イヴァン5世(IvanⅤ)は史実においては17世紀後半にツァーリを務めた人物。生まれつき体が弱く、後継者として相応しい人物とは言えなかったが、政争に巻き込まれ、傀儡のツァーリとして利用された。このとき、共同統治者となり、のちに後を継ぐことになるのが、かの有名なピョートル大帝である。

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ゲーム上では先代ツァーリ、ヴァシーリー3世の孫として誕生。

先代の死に伴い、9歳で即位。祖母のスペイン人カタリナが摂政となって統治を行う。

 

ちなみに、先代の頃からお世話になっているシリヴェーストル司祭(Sylvestr)がいまだ健在。これだけ高齢になっても死なずに残っているのはなかなか珍しい。そろそろ引退させてあげようよ。

 

 

それでは、今回もEU4プレイレポート開始。

今回のテーマは、「東西の戦い」だ。

 

今回のプレイレポの目標:ランキング1位になること

現状のランキング:4位(前回4位)

 

↓前回はこちら↓

suzutamaki.hatenadiary.jp

 

 

 

東西に軍を分ける

さて、前回も見せたように、ロシアも随分巨大になった。

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ランキング1位を獲るためにも、未だ首位を走り、月毎のポイント獲得量も高いを打ち倒さなければならない。

となると、チャガタイ・ハン国ブリヤート(Buryatia)などの満州諸部族を征服し、明との接続を試みなければならない。

そのためにはシルクロードや長いシベリアを通じて軍を派遣していかなければならないのだが・・・もちろん、この時代にシベリア鉄道などがあるわけではない。この長距離において軍を移動させるのは面倒であるだけでなく、突然の反乱への対応など、あらゆる点でリスクが付きまとう。

 

よって、ロシア軍は、その兵力を東方征服軍西方侵攻軍とに分割し、運用することにする。

幸いにも、ロシアの兵数上限は200を突破しており、世界の頂点に立つ勢いである。

とくにオスマンなどを相手取る西方侵攻軍の兵力は常に100を超える状態にしなければならないので、必要な分を増産していくことにする。

 

 

アイディアの取得状況

4番目のアイディアとして、「経済」アイディアを取得している。

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このあたりで各アイディア取得の意図などをまとめておく。

 

ちなみに、自分の中で、アイディアを選択する最も重要な基準は、「取得から数十年の間、成長・拡張のボトルネックとなるものを解消することができるか」である。

 

1.影響アイディア

外交系アイディアにしたのは、序盤もっとも使わない君主点だから(海軍がほぼ不要のため)。

その中で「外交」とどちらにするか迷ったが、序盤で5つの属国を外交併合していかなければならないこと、その属国からの収入を伸ばせるようにしたいこと、などを主な理由として選択。モスクワ大公国である間、ずっと外交官が2名であり続けるというのはネックなのだが、そこは我慢することにした。

 

2.量アイディア

少なくとも序盤においては、軍の質において敵国に敗れることはまずないため、「攻撃」アイディアや「質」アイディアを選ぶ理由はなかった。もちろん「防御」も。

そして、この時期のボトルネックは人的資源(Manpower)。常に1万を切るような状態だったのだ。ボヤールのEstateに頼りっぱなしだった。だから、「量」アイディアの最初の方の人的資源総量増加や、人的資源回復速度向上のアイディアは非常に重要であったのだ。

 

3.宗教アイディア

人文主義」とどちらを取るか迷った。総合力では「人文主義」が上のようにも思うが、今回は「総主教の権威」ボーナスにより正教会プロヴィンスが強化される、という効果もあったため、こちらに。また、文化転向コストが安くなるのも地味に良い。結果的に正しい選択だったと思う。

 

4.経済アイディア

今回取得したもの。もうすでに、人的資源も軍隊の質も、まったく問題なくなっていた。その中でボトルネックとなりうるもの、どれだけあっても困らないものとして、金の存在が挙げられた。前回の経済推移を見てわかるように、ロシアの税収入が莫大で生産収入の伸びも良かったため、交易よりも税・生産を増やす方向での経済強化が望ましいと考え、これを選択した。

また、開発コスト減少も美味しい。コンプリート後は、サンクトペテルブルクなどの大改造を進めねばならない。

 

5.交易アイディア(予定)

特に問題なければこれを取る予定。やはり金を増やすことが大事と判断。

ロシアの貿易収入が意外と伸びない。シベリア方面からお金を引っ張ってきたいということもあるので、商人の数も増やしておきたい。

ちなみに今回のプレイ、外交併合を多用し、「シベリアの開拓者」もあるため、外交君主点がかなり貯まりづらい。ただ普段は余りがちになることも多いので、これはこれでよいのかもしれない。

 

もしくは、オスマンの海軍に対策すべく、海軍強化用のアイディアとなる可能性も。

ここにきて航海士(Salor)の数が不足がちという、これまでのプレイでは中々見られなかった現象が起きてもいる・・・。

 

 

第3次露土戦争に向けて・・・

さて、西方侵攻軍の最大の目的は、オスマンの完全制圧である。

そのうえで重要になるのは制海権

しかし、オスマンの海軍に対抗できるだけの海軍保有限界も航海士も持っていない。

そこで、オスマンと戦端を開く前に、上記2要素の向上を目指した動きを取ることに。

 

第一手は、スウェーデン征服である。

すでにスウェーデンデンマークの侵略によりその領土の大半を失っていたが、幸いなことにバルト海沿岸部だけは綺麗に残されていた。

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1580年11月にこれをすべて制圧。

 

 

さらに、イヴァン5世の親政が開始された直後の1585年。ポーランドリトアニア連合にもう何度目かわからない宣戦布告を行う。

今回の目的はその北方沿岸部。

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開発度も高い東プロシア地域をすべて頂く。やはりエリア請求権は便利だ。

 

 

そうして手に入れた沿岸部プロヴィンスを含め、全沿岸部において大金を消費し尽くして「造船所(Shipyard)」と「ドック(Dock)」を次々に建設。

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押し上げた船舶限界目指して、ガレー船を大量増産。

ちなみに、外交技術レベルは14まで進め、最新のガレー船「ガレアス」を建造している。

 

しかし、正直この数のガレーを運用できるほどの航海士(Sailors)の数が足りない・・・。

今まで航海士が足りないという事態に陥ったことがあまりなかったので、高を括っていた。

「経済」アイディアでなく、4番目のアイディアとして「海運(Maritime)」を選択しておけばよかったと今更ながらに後悔している・・・。

 

 

 

 

ともかくも、これで少しずつ対オスマン決戦に向けた準備が整いつつあるかな・・・東方征服軍も、そろそろチャガタイ・ハン国への第2戦を始めようかな・・・と思っていたそのとき。

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イヴァン5世、崩御

 

やっぱり虚弱だったんじゃないか!

まだ19歳だよ!

 

 

だが実はこの結果は悪くない。

摂政を務めることになるアンナは、合計能力値14とかなり優秀。特性も、商品生産量(Goods Produced)+10%の「勤勉(Industrious)」と有用。

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さらに後継者となるセミョーンは、名前こそ違えど、史実においてイヴァン5世の後を継いだピョートル大帝を思わせるかのような高い能力値である。

 

ちなみにシリヴェーストル司祭は未だ健在・・・。いいことだけど。

 

 

次回こそはオスマン戦だ!

 

第7回につづく。