リストリー・ノーツ

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2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【Victoria3プレイレポート/AAR】1.2オープンベータ「ロシア」テストプレイ 第5回(最終回) 永遠のソビエトへ(1916年~1936年)

ロマノフ朝ロシア帝国第13代皇帝ミハイル4世は、地涌主義的な政策を推し進めた父アレクサンドル2世への反発から、反動的な統治政策と引き換えに、諸外国からの反発と戦争に伴う国民への負担を増大させていった。 そのツケは1900年に発生したフィンランド独立…

【Victoria3プレイレポート/AAR】1.2オープンベータ「ロシア」テストプレイ 第4回 すべての権力をソビエトへ(1896年~1916年)

ロマノフ朝第12代皇帝アレクサンドル2世は、父ニコライ1世の始めた近代化改革を継承し、農奴解放や軍制改革、経済改革などを積極的に推し進めていった。 1880年代に入るとその経済成長は著しいものとなり、英仏を抜いて世界最大の経済大国へと台頭。 それに…

【Victoria3プレイレポート/AAR】1.2オープンベータ「ロシア」テストプレイ 第3回 経済成長と政治改革(1876年~1896年)

19世紀。 ナポレオンの侵攻を食い止めたロマノフ朝ロシア帝国は、第11代皇帝ニコライ1世の下、積極的な対外政策によってカザフ平原、ペルシア高原、コンスタンティノープル、そして中国北東部の征服を実現していった。 この政策を継承したアレクサンドル2世…

【Victoria3プレイレポート/AAR】1.2オープンベータ「ロシア」テストプレイ 第2回 南下政策の進展とアレクサンドル2世の改革(1856年~1876年)

2月8日に公開されたVer.1.2オープンベータ。 事前に出されていた情報以上にかなり大量の改善が行われており、(すべてが予定通りに進めば)3月13に予定されている正式版のリリースが待ち遠しく思える。 今回はこのオープンベータで反映されている新要素の紹…

【Victoria3プレイレポート/AAR】1.2オープンベータ「ロシア」テストプレイ 第1回 中央アジアの征服と南下政策・普墺戦争(1836年~1856年)

2023年2月8日。Ver.1.2オープンベータがリリースされた。 今回はその内容を、変更点の紹介に重点を置きながらテストプレイしていこうと思う。 使用国家は「ロシア」。すでにロシアは「大地主経済」でプレイしているが、そのときはあまりにも特殊なプレイだっ…

【Victoria3】独断と偏見の技術解説(Ver.1.1.2時点)

Victoria3発売から3か月。 すでに600時間以上プレイし、大小様々な8つの国でプレイしている立場から、現環境における取得を推奨する技術を中心とした「独断と偏見による技術解説」を記していきたいと思う。 多少なりとも参考になれば幸いであるし、「この技…

【Victoria3プレイレポート/AAR】MOD『出版産業の興隆』で遊ぶ大英帝国RP重視プレイ 第4回(最終回) エドワード・マクフィーと財政再建、そして出版産業政策の見直し(1876年~1896年そして・・)

1856年に君主制を廃止して成立した「グレートブリテンおよびアイルランド連邦共和国」。 最初期こそ元女王ヴィクトリアとの約束により、その配偶者であったザクセン=コーブルク=ゴータ公弟アルバートを与党・民主進歩党の党首および首相に据えたものの、直…

【Victoria3プレイレポート/AAR】MOD『出版産業の興隆』で遊ぶ大英帝国RP重視プレイ 第3回 「共和国市民法」とパクス・ブリタニカ(1856年~1876年)

女王ヴィクトリアが即位してからの最初の10年は、サー・ロバート・ピールとメルバーン子爵ウィリアム・ラムによる自由主義の時代であった。 しかしそのメルバーン子爵も1845年末に没し、代わって自由党の党首に躍り出たのは急進派ジョン・ラッセル卿。 穏健…

【Victoria3プレイレポート/AAR】MOD『出版産業の興隆』で遊ぶ大英帝国RP重視プレイ 第2回 ジョン・ラッセル卿と急進的自由主義者たちの時代(1846年~1856年)

1836年の国王ウィリアム4世崩御に伴い、新たに即位したヴィクトリア女王の下始まった「ヴィクトリア時代」。 これを牽引したのが保守党(トーリー党)から離脱した市場自由主義者サー・ロバート・ピール。 ホイッグ党にも保守党にも属さない「ピール派」を立…