Victoria3プレイレポート:教皇領
19世紀末。 「教会国家」ローマ教皇領は、史実におけるその消滅の年をゆうに超え、自由主義とナショナリズムによる世界の混乱の中でも果敢に生き残り、その権勢は史上最大のものとなっていた。 世界各地に張り巡らされたローマ教皇庁自由貿易圏は、今や世界…
第256代教皇アレクサンデル9世ことガエターノ・インブリアーニは、1851年に若くして教皇の座に就いてからはや25年以上の歳月を重ね、いよいよ晩年に差し掛かりつつあった。 開明的な前教皇クレメンス15世(ルイージ・ランブルスキーニ)の後を継ぎ、自らの支…
近代化を頑強に否定していた第254代ローマ教皇グレゴリウス16世亡き後、その後を継いだクレメンス15世(ルイージ・ランブルスキーニ)は勃興する資本家たちを支持基盤とするギターノ・インブリアーニ枢機卿とタッグを組み、国内を改革。 その性急な改革に教…
ローマ教皇領。 8世紀にフランク王ピピンの寄進によって成立し、以後1000年以上に渡りイタリア半島の中心部を支配する史上唯一の「教会国家」であり続けた。 しかし、時は19世紀。先のナポレオン戦争時代に一度消滅しながらもウィーン会議によって復活するが…