2016-01-01から1年間の記事一覧
~前回のあらすじ~ 偉大なる王カール1世の後を継いだのはその孫、フレゼリク1世。 その治世は28年と先代に比べると短かったものの、モスクワ・オスマン同盟に対する勝利や、ハンザ同盟に対する勝利など、今後に繋がる大きな成果を出すことにも成功した。 そ…
~前回のあらすじ~ ドイツ騎士団に続き、リヴォニア帯剣騎士団を属国化し、さらにはノヴゴロドにも侵攻していくデンマーク王カール1世。 ノルウェーの併合も開始し、すべて順調のように思えた。 そんな中、同盟国ポーランドが大オルド-モスクワ大公国の同盟…
~前回のあらすじ~ バルト海交易圏の支配を目論んで、デンマーク王クリストファ3世はドイツ騎士団、およびリヴォニア帯剣騎士団への攻撃を開始した。 結果としてダンツィヒやリガといった重要な貿易港を手にしたデンマーク。 しかし、拡大する彼の国の前に…
ver.1.19.2の別名は「デンマークパッチ」。 各種デンマークの固有イベントが追加されたらしい。 ということでデンマークプレイのレポートを新たに上げる。 1.ダンツィヒ征服戦争(1446年~1448年) デンマークの君主はクリストファ3世。 カルマル同盟により…
~前回のあらすじ~ 18世紀に入り、帝国主義を笠にフランスは急拡大。 ついに、同盟国スペインの誘いに乗じ、永遠のライバルであったイングランドへの侵攻も開始する。 結果として1749年12月。 イングランドにおける領土拡大に成功したフランスは、大陸にお…
~前回のあらすじ~ 「帝国主義」CBも獲得し、フランスはルイ14世・15世の2代に渡って、ネーデルラント、プファルツ選帝侯、スイス、サヴォイアと次々に侵略を進めていく。 旧シュタイアーマルク公の領土も併合し、巨大化したフランス帝国は、やがて18世紀へ…
~前回のあらすじ~ オスマン帝国をも巻き込んだ、総勢50万以上の軍隊が激突した世界大戦。 これを制したフランス皇帝ルイ14世は、新たにシュタイアーマルク公国を属国化し、またイングランドの大陸からの完全追放に成功した。 双方に80万以上の死者をもたら…
~前回のあらすじ~ 17世紀最初の20年間において欧州全土で巻き起こった2度の大戦。 フランス帝国は、ヴェネツィアへの玄関口にあたるトレヴィゾを獲得。 さらにエノー伯領、ルクセンブルク大公領、ブラバント公国、アーヘンをすべて属国化した。 しかし犠牲…
~前回のあらすじ~ フランスを中心としたカトリック大同盟と、皇帝を中心としたプロテスタント大同盟とが激突した第一次欧州大戦は、6年間にわたる激戦の末に、カトリック側の勝利に終わった。 しかしフランス皇帝ルイ13世は、さらなる領土拡大を目指し、次…
~前回のあらすじ~ 空白の20年間を挟みつつも、ヴェネツィア征服や帝国化など、順調に勢力拡大を続けるフランス。 類稀なる才能を持った皇太子ルイも登場し、行く先は順風満帆、に思えたが・・・ 1600年。17世紀に突入。 と同時に、フランス領リグーリア(旧…
~前回のあらすじ~ ミラノ・ブルゴーニュを巡る争いの中で、ついに皇帝と矛を交えることとなったフランス。 しかしすでにフランスの力は強大すぎており、もはや皇帝たちですらまったく歯が立たない状態となっていた。 そうして北イタリアも含め勢力を拡大し…
~前回のあらすじ~ ミラノ、ジェノヴァ、トスカーナといった、イタリア諸邦への侵攻を開始したフランス。 順調に領土を拡張し、その度に出来上がる包囲網も、実質的な動きは何もできないままに瓦解していった。 1.皇帝との対決 拡張政策を進めるフランス…
~前回のあらすじ~ 機に乗じて、ブルゴーニュを叩きアルトワなどのフランス北東部を獲得し、さらにはプロヴァンスからアンジュー州も割譲させた。 これによってAEが急上昇し、イングランドやオーストリアを含む大規模な包囲網を形成されるも、宣戦されるこ…
~前回のあらすじ~ ブルゴーニュとの休戦期間が終える前に、フランスは、新たな標的としてプロヴァンス、そしてサヴォイアを選んだ。 これらの領土を奪い取り、いざブルゴーニュに3度目の侵攻を仕掛けようと思った矢先、ブルゴーニュはイングランドからの独…
~前回のあらすじ~ 2度目のブルゴーニュ侵攻を開始したフランスは、しかし技術の差、将軍能力の差の前に、壊滅の危機に瀕する。 そんな中、同盟国カスティリャの助力もあり、なんとかブルゴーニュからブルゴーニュ州を割譲し、かつブルターニュの完全併合を…
~前回のあらすじ~ 宿敵ブルゴーニュがイングランドたちと争っている間に、横から殴りつけたフランス王ルイ11世。 ブルゴーニュの同盟国ブルターニュから領土をいくつか奪い取り、またブルゴーニュのネーデルラント地方の属国をいくつか独立させることに成…
初アイアンモードをプレイする。 使用国家はフランス。ただし1453年10月20日スタートとする。 百年戦争終結の翌日である。 君主はシャルル7世、50歳。高い能力値と、陸軍士気+5%の「指導者への鼓舞(Inspiring Leader)」などの性格を持つ。ただ、「異常なまで…
0.前回のあらすじ 見事、ブルゴーニュからの独立を果たしたホラント公アルバート。 その後もユトレヒト、フランドル、フリースラントと次々に領土を拡張していく。 そんな中、ケルン選帝侯との戦いに勝利し、領土を拡張したのが隣接するミュンスター司教領…
0.はじめに 新バージョンにアップデートされたのを記念して、新たな国家でプレイレポートを上げる。 今回は海上交易で稼ぐプレイをしたいのでホラントを選択。 ネーデルラント成立プレイではユトレヒトやゲルデルン公国(Gelre)が有利と言われるけれど、せ…
1.対仏大同盟戦争 1574年。オーストリア君主マリア・テレジア2世は、ブルゴーニュ公とその同盟国スイスとの戦いに勝利し、スイスの首都ベルンと、ブルゴーニュ公の影響下にあったバル公爵領をともに獲得する。 オーストリアのこの動きに、当然フランス王ル…
~前回のあらすじ~ 着々と軍拡を進めていくアメリカに、次々と差し伸べられる友好宣言の提案。 そんなことで、アメリカの野心を止められるわけはない! だが、共同研究のためにもこれらを承認。 欺瞞に満ちた友好関係が始まる。 そして、真の友情は拳と拳で…
~前回のあらすじ~ 世界各地で戦争の火種を撒き散らす蛮族ことハロルドさん(スウェーデン)と、優しい顔をしながら隣人を平気で殴るナチュラルクズのラムカムおじさん(シャム)。 この二人の戦争狂っぷりに怒りが頂点に達したのがスペインとインドネシア。 そ…
~ 前回のあらすじ ~ シド星に降り立ったアメリカ文明の指導者ワシントン。 出会ったお隣のスウェーデンに突然宣戦布告をしてその開拓者を奪ったり、その首都ストックホルムに横付けして資源を奪う形で第2都市を建設したりとやりたい放題。 それに対してス…
EU4オーストリアプレイ中だが、今更ながらにCivilization5のプレイレポートを上げる。 すでにCivilization6の発売直前なわけだが、予約をしつつも、若干の不安が拭い切れない現状なのである。 というより、自分はCivilization5のリアルなグラフィックが好み…
ボヘミア(独:ベーメン)は、ハプスブルク家にとっては古くから因縁の深い地であった。そもそもハプスブルク家がオーストリアを支配するきっかけとなったのは、このボヘミアの王との対立からであった。13世紀後半。ときのハプスブルク家当主ルドルフ1世は、弱…
ハプスブルク皇帝世襲時代の3代目となったのはアントン32歳。 しかし彼は実は嫡子ではなかった。 1476年当時、正妻との間で男子に恵まれなかったカール1世は、ある秘密の会合にて出会った女性との間に一人の男子を設けた。 それがアントンであった。 カール…
ロンバルディア。 またの名をランゴバルド。 北イタリア中央部に位置するアルプス山脈の麓の平野部。 二つの大河に挟まれた肥沃な土地であり、古来より多くの勢力によって支配・征服が行われてきた。 もっとも有名なものの一つが、中世初期にこの地を支配し…
1473年2月18日。 偉大なる皇帝フリードリヒ3世の後を継いだのは、27歳とまだ若いカール1世。 これはハプスブルク家としての数え方であり、神聖ローマ皇帝としてはカール5世と名乗るべきだろう。 すなわち、かの広大なる「ハプスブルク帝国」を築き上げた有名…
カノッサの屈辱 - Wikipedia 聖職叙任権を巡り、ときの教皇グレゴリウス7世と皇帝ハインリヒ4世とが対立し、最終的に教皇が皇帝を破門。 破門された皇帝に対し帝国諸侯らは対立姿勢を強め、強制的な皇帝退位すら求める姿勢を見せ始めた。 窮地に立たされた皇…
時代は少し遡るが1452年3月9日。 コンスタンティノープルがオスマン帝国によって陥落させられ、ビザンツ帝国からの避難民がオーストリアにも押し寄せてきていた。 彼らの中には古代ギリシャ・ローマ時代の智慧、すなわちアリストテレスやプラトンといった古…