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Europa UniversalisⅣ プレイレポート:フランス 第12回「大ブリテン連合王国の征服」(1701年~1749年)

前回のあらすじ~

帝国主義」CBも獲得し、フランスはルイ14世・15世の2代に渡って、ネーデルラントプファルツ選帝侯、スイス、サヴォイアと次々に侵略を進めていく。

旧シュタイアーマルク公の領土も併合し、巨大化したフランス帝国は、やがて18世紀へと突入していく。

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ゲーム終了まであと120年。

果たしてフランスはどこまで拡大できるのか。

 

 

1.オーストリア征服戦争(1711年~1715年)

皇帝がボヘミアオスマン帝国の保護を受けている。

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実に情けない姿であるが、実際にこれは効果的。

もはや敵なしのフランス帝国にとって、オスマン帝国こそが最も敵対したくない相手である。

 

勝てるか、勝てないか、ではない。

得られるものが少ない割に、受ける損害が大きいからである。

 

 

よって、1711年2月10日。

オスマンを相手取らない形を狙っての宣戦布告をする。

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すなわち、独立保証している国を呼びたくなければ、同盟相手としてボヘミアを呼べばいいのである。

 

2年後にボヘミアと、

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その翌年にブランデンブルクと、

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さらにその翌年の1715年5月9日に、オーストリアの属国化を決めて終戦する。

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やりすぎてAEが469まで高まる。

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これだけ帝国主義を推し進める終盤戦になってくると、属国化というのは悪手なんだろうか。

どんどん直接併合していくべきなのだろう。

 

当然、Liberty Desire が常にマックスのオーストリアは各国から独立保証される。

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むしろさっさと独立戦争してもらいたいくらいである。

 

7番目のアイディアとして「質」アイディアを採用。

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これでほぼ軍事アイディアを取りつくした感ある。

時期的にもこれがほぼラストのアイディアとなるだろう。

 

 

 

2.ブランデンブルク征服戦争(1729年~1732年)

1729年10月29日。

何があったか知らないが、皇帝と非常に仲の悪いブランデンブルク選帝侯に対し、宣戦布告。

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ボヘミアが再びオスマンの独立保証から抜け出して同盟を結んでいたため、ボヘミアを参戦させないことを第一に考えた結果、この標的となった。

 

3年後に和平。

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ブランデンブルクの領地を取れるだけ取る。

この後、ブランデンブルク選帝侯位も剥奪されたようで、踏んだり蹴ったりである。

 

 

 

3.ボスニア征服戦争(1736年~1737年)

1736年10月24日。

ボスニア王国に宣戦布告。

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ボヘミアが同盟国となっているが、この国は帝国諸侯ではないため、ボヘミアが皇帝として、その同盟国を引き連れての参戦ではない。

となると相手はボスニアボヘミアだけなので相手にならないレベルである。

 

速攻で1年後に講和。

ボスニアを属国化する。

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ところで、オーストリア戦争中の1713年に前帝ルイ15世崩御し、その息子ルイ=フランソワ1世が即位していた。

当初、その後継者は12歳年下の弟アンリに定められていたが、1742年4月28日にこのアンリが急死。

新たに能力値6/1/4の有能な後継者シャルルが現れる。

 

いや、6/1/4は驚くべき程の有能さ、というわけでもないのだが、それでもルイ=フランソワ1世が4/0/0と唾棄すべき無能さに満ち溢れていたため、まもなく死ぬであろうが一刻も早くという思いで、本レポ2回目の「譲位」を行う。

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合計で7ポイントも君主力が変わるのだからこの違いは大きい。

そしてまだまだ22歳なので、ぜひ長生きしてもらいたいものだ。

名前はシャルル8世。

史実ではイタリア王国を始めた王としては、さほど評価が高いわけではないのだが。

 

 

 

 

4.大英帝国征服戦争(1743年~1749年)

1743年6月23日。

スペインから参戦依頼が飛び込む。

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ブリテン連合王国オスマン帝国を巻き込んだ大戦争は、いつかは行うべきものと考えてはいた。

しかしそのときは、こちらの同盟国総参戦での世界大戦にするつもりであった。

 

この参戦依頼に応えては、コモンウェルスやスカンディナヴィアといった同盟国が参戦してくれるわけではなくなる。

 

迷いつつも・・・

 

 

しかし、ここまで多くの同盟国を裏切り続けてきた。

今ここで、数百年にわたる同盟関係を築いてきた盟友スペインを裏切るわけには、やはりいかない。

 

 

 

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だから、参戦を決めた。

コモンウェルスなどがいなくとも、戦力差は83万vs49万。

フランス単独で、敵同盟国すべてを凌駕する軍量を持っている。

 

およそ半年後の2月7日に早速皇帝ボヘミアが脱落。

情けない。

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1745年6月1日。フランス本隊がブリテン島に上陸。

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大英帝国の海軍がやはり強く、上陸させるのも一苦労。

しかも、2回にわけで軍隊輸送したにも関わらず、現状上陸させられた陸軍は7万ほどで、英国陸軍は10万以上。

 

これはやばい、壊滅させられる・・・と思ったが、なぜか英国陸軍、攻めてこず。

 

 

これはチャンスとばかりに全力で傭兵雇用 → 敵海軍の隙を狙って輸送、で12万近い兵力をブリテン島に送り込んだ。

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12万で足りるか?と思ったが、射撃4の有能将軍ジャン・デ・ゼルビエの力も借りてなんとか敵陸軍を敗走させる。

 

2年後にはロンドンも制圧し、順調に侵略を続けていく。

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その年の12月にはついにオスマンも陥落。

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オスマンから分捕った1482デュカートもの賠償金の9割近い額をフランスがいただく。

 

まあこんな状態だったしね。

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1748年3月27日。エセックスの戦い。

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快勝。これで英国陸軍の主力に大打撃を与えることができた。

強いぜジャン元帥!

 

 

 

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しかし海戦では敗北続き。

大型船も敵数以上あっても壊滅させられる。

まあ、こちらは旧式の船も多いからね・・・この敗北は、旧式を処分するためのセールだと思えば安いもんだ。

 

 

 

そしてついに1749年12月12日。

ブリテン征服戦争が終結する。

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途中、ロンドンあたりを奪って分離和平をしようかとも考えたが、請求権がないものの外交画面で「欲しい領土だよ!」指定したところをちゃんとくれるのかを実験したかったこともあり、そのまま戦争を継続させてみた。

結果として、その土地の高さゆえにロンドンまではもらえなかったものの、その周辺の領土をいくつかもらうことはできた。

 

それと、「参戦ありがとう!」とTrustを20くらいボーナスでもらった。

やはり、信頼に応えるのは嬉しいものだ。

 

 

ブリテン連合王国との講和条約マドリッド条約」の中身は以下の通り。

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  1. ブリテン連合王国は、オックスフォードシャーエセックスをフランスに割譲する。
  2. ブリテン連合王国は10年間、スペインに毎月の収入の10%をスペインに貢納する。
  3. ブリテン連合王国はスペインとその同盟国に合計1356デュカートの賠償金を支払う。なお、フランスはそのうちの1159デュカートをもらい受ける。

 

もちろん世界大戦はこれで終わりではない。

ゲーム終了まで残り70年ほど。

まだまだ大きい戦いを巻き起こすことは可能だ!

 

第13回に続く。