リストリー・ノーツ

歴史ゲームのプレイレポートが中心。https://twitter.com/RestoryNotes

【Victoria3プレイレポート/AAR】強AI設定で遊ぶプロイセンプレイ 第1回 1839革命と普墺戦争(1836年~1846年)

前回の「インドネシア」プレイでは、結局アチェのような非欧州の小国では、イベントやキャラクターのビジュアル、名称、あるいはゲームシステムの面でバリエーションにかけており、現バージョンでは十分に楽しむことができないということを悟った。 よって、…

【Victoria3プレイレポート/AAR】大インドネシア帝国の夢 第4回(最終回) 夢の実現とその先の風景(1896年〜1923年)

長きに渡るスルタン制を廃止し、西欧に倣い近代化を進めたアチェ共和国。 今やインドネシア地域における最大国家であることはもちろん、世界においても7本の指入るほどの実力を持った国家として成熟しつつあった。 それがいまだ「列強」として認められない謂…

【Victoria3プレイレポート/AAR】大インドネシア帝国の夢 第3回 変革と拡大の時代(1876年~1896年)

史実における悲劇的な運命に抗うべく、ラジャ・ムダ(副王)のトゥアンク・イブラヒムによる改革が進められていったスマトラ島北部の「アチェ王国」。 最初の20年で地域大国として認められるほどの成長を見せたこの国は、その威厳と資本をもって「インドネシ…

【Victoria3プレイレポート/AAR】大インドネシア帝国の夢 第2回 インドネシア関税同盟と歴史への復讐(1856年~1876年)

史実では20世紀初頭にオランダによって滅ぼされてしまうスマトラ島北端の小国アチェ。 その運命が目前に迫る中、国内で権力争い時と権益保護に精を出す貴族勢力を前にして、現スルタン・アラウッディン・ムハンマドの実兄にしてラジャ・ムダ(副王)の地位に…

【Victoria3 プレイレポート/AAR】大インドネシア帝国の夢 第1回 トゥアンク・イブラヒムの改革(1836年~1856年)

インドネシア。 現代では世界4位の人口を誇り、世界最大のムスリム人口を抱え、ASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主として東南アジア唯一のG20参加国でもある、紛うことなき地域大国である。 しかし16世紀以降、この地はオランダを始めとする西欧列強による植…

【Victoria3プレイレポート/AAR】大地主経済 第4回(最終回) 世界大戦(1896年~1916年)

「われわれは常づね声を大にして、戦争は追剥だ、蛮行だ、戦慄だ、兄妹殺しだと叫ぶ。われわれは失神せずして血を見ることは出来ない。しかしだ、フランスやドイツが一度でもわれわれを凌辱したら最後、われわれの士気は忽ちにして揚がり、じつに心底からの…

【Victoria3プレイレポート/AAR】大地主経済 第3回 内戦、そして止まらぬ戦争の20年(1876年~1896年)

「よしてくださいよ、いまのロシアに自分をナポレオンと思わないようなやつがいますかね?*1」 近代化を拒否し、ウクライナ平原を中心とした大農業帝国の建国を目指したロシア皇帝ニコライ1世は、その晩年に差し掛かるにつれてその専制の度合いをより強めて…